中国紅茶　祁門紅茶（キーモンコウチャ）

インドのダージリン、スリランカのウバと並ぶ世界三大紅茶の祁門（キーモン）。その歴史は、とても古く、製法は門外不出。かつては産地への安徽省祁門県への外国人の立ち入りが制限されていたほどです。
最近は、真夏でも手足の冷えを訴える女性が増えています。冷房によって体が冷やされることに加え、冷房と外気温との激しい温度差が引き起こす自律神経の乱れが原因のことも多いようです。体を温め、血液の循環を促す紅茶は、冷えを取るお茶としてお勧めです。体の内部から健康をサポートするお茶として中国でも改めて注目されています。
また、ホルモンのバランスを保つ働きが期待できるため、更年期以降に急速に増加する骨粗鬆症にもいいと言われています。
緑茶は不発酵、青茶は途中で発酵を止めるのに対して、紅茶は茶葉が鮮やかな紅色になるまで完全に発酵させて作られています。祁門紅茶のように手作りにこだわり、製造過程が複雑で手間のかかる紅茶は工夫紅茶と称され、大量生産できない貴重なお茶としてヨーロッパでも愛され続けています。
長い間緑茶が主流だった中国ですが、最近では女性を中心に紅茶の人気が高まっています。

冷え性、疲労、むくみ、風邪・発熱、喉の痛み、緊張。夏バテ、肩こり・腰痛などに効果があるといわれています。

飲み方：お湯110ccに対して茶葉を3〜5g程度入れて下さい。
100℃のお湯を入れて抽出時間は1分程度です。
濃いお茶が出やすいので一煎目を捨てる”潤茶”をする必要はありません。
3〜5煎程度、香り高くおいしくいただけます。