たった今　その瞬間が　過去になる　（3）

「たった今　その瞬間が　過去になる　取り戻せない　時は早足」


産業ナビに参加して、お客様との会話のきっかけになっ

ています。

おかしな、字数を数えただけの一句、生まれては・・・過去へ。



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（149）「紅葉は　見頃を過ぎた　平林寺　通って4年　母とが最初」


（148）「赤い葉を　見上げる母の　両脇に　支える娘の　手のぬくもりよ」


（147）「はいポーズ　カメラの前で　かっこ付け　曲がる背伸ばす　82の母」



（146）「もう遅い　それでも行って　みたくなる　雑木林の　彩り鮮やか」


（145）「白菜も　大根あれこれ　野菜安　お鍋の中に　冬がいっぱい」

（144）「真っ白な　お豆腐役者　姿変え　煮たり焼いたり　食卓彩る」

（143）「行く手には　大海原が　どこまでも　」

（142）「そとは海　マンション一棟　浮かぶ島」

（141）「雨にぬれ　木々の向こうに　観覧車　旅は終わりと　景色が告げる」　

(140)「厳島　広島しまなみ　桂浜　走りに走り　1404㌔＋船」

（139）「阿波踊り　リズムに乗って　手が動く」

（138）「知らぬ街　スーパーの中　安心感　どの街も似たり　品揃えなり」


（137）「船酔いに　打ち勝っためと　酔い止めを　家族そろって　用心のため

（136）グラス中　プチプチ跳ねる　旅心」

（135）のどごしは　しゅわしゅわしゅわーと　すだちサワー」


(134)「お湯の中　疲れがほどけ　ふわふわと」


(133)「追手筋　過ぎし時代の　名残りかな」

(132)「ペコペコの　お腹が待ってる　うな重を　家族そろって　初体験」

（131）「深い山　いくつも越えて　国を出る　雪に転げて　友を背おいて」


（130）「君が見た　海は変わらず　ここにある　思い描いた　世の中だ

ろうか」

（129）「海仕事　網をつくろい　船に乗る」

(128）「君の見る　眼差しの先　何がある　熱い思いは　人を揺さぶる」

（127）「お歳召し　懐かしい顔　夕闇に」

（126）「暗闇に　お城がポッと　浮かび出る　むかしむかしが　現代に」

（125）「待つ時間　それもご馳走　ニコニコと」


（124）「同郷を　集めて隊の　結束を」

（123）「月を見て　望郷の念　心泣く」

（122）「懐かしい　顔が出迎え　夕闇に」

（121）「東京で　夕日に送られ　高速を　乗り継ぎ乗継　廿日市まで

（120）「時流れ　潮の干満　繰り返し　歴史を見守り　静かに佇む」

（119）「ぼってりと　ゴーヤ顔出す　葉蔭から」

（118）「花咲けど　ゴーヤひとつで　寂しいな」

（117）「色づいた　ゴーヤ鑑賞　一晩で　実が割れ赤い　種を飛ばした」


（116）「存在は　大きかったと　今気付く　小さな小さな　母だったのに」


（115）追いかけた　夢を掴んで　なでしこの　可憐な笑顔　空港ロビー」

（114）「追いかけた　夢は現実　すぐそこに　なでしこジャパン　あと一勝」

（113）「個性ある　なでしこ咲いて　勝利する」


(112) 　「リウマチの　曲がった指で　支え持つ　

　　　　　　　　　　　　スープに溶けた　野菜の命」

(111) 「雨上がり　街ゆく人を　目で追って　いちごミルクは　甘くとけゆく」


（110）「好き嫌い　それより大事が　一歩前　熱い気持ちが　人を動かす」

（109）「ぐずぐずの　日本の今なり　今日の空」

（108）「あじさいが　ひとひらひとひら　色を増す」


（107）「彼岸への　道々何を　考える　気にせず迎えの　父に会いませ」


（106）「祭壇の　フルーツタルト　大きめで　お味はいかが　ねぇおかあさん」


（105）「見えぬ顔　思い描いて　荷を作る」

（104）「荷を開ける　喜ぶ顔が　目に浮かぶ」

（103）「写真展　こだわるモノクロ　味がある」

（102）「たった今　切り取る写真　シャッター音」


（101）　「現代が　昔をまとう　白と黒」