さようなら第二松江小学校
最終更新日:2023年05月08日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
2023年3月末で江戸川区の第二松江小学校が閉校しました。
公園になってしまうということで名残惜しく思っていたところ、ちょうど4月23日の江戸川区長、区議会議員選挙の投票会場になっていたのです。
いつもは仕事場のある平井で期日前投票をするのですが、校舎へのお別れの意味も込めて当日投票へ行きました。
閉校して1ヶ月も経っていませんからまだ小学校そのものなのですが、もう「小学校」が過去なのです。
そう思うと教室のプレートや、貼り紙、校歌が出来たいきさつを標したプレートなど学校としての息づかいが感じられる分、かえって胸が痛みました。
この小学校は荒川(放水路)を作るにあたって水没する松川尋常小学校から分立し南葛飾郡第二松江尋常小学校として開校しました。
大正三年のことなので108年の歴史を閉じたということになります。
校歌が出来たのはずっと後の昭和37(1962)年で開校から45年もたっていました。
その時に母親たちがメリヤス製品を行商し、生徒たちが1円玉貯金をして資金を調達したことが先述のプレートに記されていました。
投票経路にある立ち入り禁止の教室の中をのぞきながらアップライトピアノやステンレスのワゴンなど処分してしまうと聞いていたのでメルカリで売るとか、欲しい人にあげられないのかと思ってしまうのです。
よく「ご自由にお持ちください」などと瀬戸物なんかを玄関前に出している古いお宅の前を通ったりしますが、そういった感覚なのです。
エレジー的感覚もありますが勿体ないと思ってしまうのです。到底ミニマリストにはなれません。
そんな中で一番気になったのは通用口を入ってすぐのところに掛かっていた掛け時計です。見た目は1メール以上あったように感じました。
もちろん振り子は動いていませんでしたが昔ながらのそれこそ、大きなのっぽの古時計です。
文字盤に「SEIKOSHA」とありました。SEIKOではなく。
検索したら「SEIKOSHA」の表示は1960年代初期までとありましたので、遅くとも校歌ができた頃までに贈られたものと思われます。
振り子のガラス部分に「贈・昭和九年卒業生一同」と名入れがあり、そこもまた引っ掛かりました。
昭和九年卒業といえば尋常小学校で10歳か高等小学校で12歳。大正13(1924)年か大正11(1922)年生まれですから終戦の昭和20年には21歳か23歳です。
この昭和9年の卒業生、男の子なら生き残って時計を贈った卒業生たちはどんな気持ちでこの大きな時計を小学校に送ったのかと思いを巡らせたのでした。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
月、火、水、金、土曜日 9:00~18:00
日曜日 午前のみ
祝祭日 午後のみ(12:00~18:00)
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)
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