多くの方の人生にかかわっている

開業から１５年目を振り返るとこの仕事は多くの方の人生に関わっているなと感じます。
ある時期甲子園の高校野球に出場している高校生球児が通っていました。きっかけはそのお母様が当院の整体に来られていたのがきっかけでした。
日頃は高校の寮に入っているので休みの日になると実家に戻ってくるのでそのタイミングで来院していました。
初めの頃は整体が終わるとすぐ帰っていましたが、慣れてくるといろいろ話をしてくれるようになりました。
私も高校野球が始まるとその高校が出ると必ず見ていました。
その高校を卒業し就職していきましたが、久々に整体に来られた時、現役時代よく来てくれたねと聞くと、体が楽になるのはそうなんだけれど、それ以上にここの整体に通った後は必ずホームランを打てるからその「げんかつぎ」で来ていたと話してくれました。
またある時はもう引っ越してしまわれたのですが市民ランナーの女性で近隣の大会に出場するとよく優勝していた方なんですが、必ずマラソン大会の２日前に整体に来られていました。たぶんこれもその方にとって整体が生活のリズムになっていたのではないかと思います。
また男性の方で月２回ほどうちで予約をしてから銭湯に行きその帰りに整体を受けるというリズムでこられていました。
たびたび日本各地に職場が変わったりある時は海外勤務されていたので商社の方かなと思っていましたが、ある時ニュースでお名前といつも拝見している其の方のお顔がでていました。
あまり詳しくはお話しできませんが海外に政府代表として出発するため総理大臣に話をしていたシーンでした。
その時この方はこのお仕事をされていたのかと納得しました。
もう其の方も一年前に引っ越されたので一例としてご紹介いたしましたが、お相手が話をしない限り私も詳しくはお聞きしません。その距離がいいのかもしれません。
其の方が久々に来られた時がありました。政府代表として１年半ぐらい海外で仕事され帰国されてすぐ当院に来られたと思うのですが。私も知っていたのですが知らないふりをして、お久しぶりですねとお話しすると「ちょっと海外で仕事をしていました」とニコニコとほほ笑んでいたのが今でも目に焼きついています。
ここにご紹介したのはほんの一例ですが。当院に来られる方の人生の一部として役割を果たしていると思うと整体冥利につきます。