足から入る

最近急激に気温が下がり寒くなってきました。
じっとしているとからだが冷えてくるのが判ります。
からだのゆがみで筋肉の血行が悪くなり冷えてぎっくり腰になると以前お話ししましたが。
実はもうひとつぎっくり腰を誘発するものがあります。
それは腎臓や脾臓が弱ってくるとぎっくり腰になり易いといわれています。
思い出してみるとからだが疲れているときに腰を痛める経験は無いでしょうか。
この肝臓脾臓の弱りは冷えが大きく影響します。
冷房や寒さや冷えたものを多く摂取するとだんだん弱ってきます。
この時期日中は２０度ほどあるので寒さ対策は疎かになります。
しかし朝晩は冷えるので、冷えは足から入り、腰にたまり臓器を冷やします。
そして臓器が冷えると弱り始めます。
これがぎっくりを誘発します。
最近は湯船に浸からずにシャワーで済ませる方も多いと思いますが、腰に溜まった冷えはシャワーだけではなかなか解消しません。
冷え性の方はできるだけ足の冷え対策をしてからだを温めるものを摂取して湯船に浸かるようにしましょう。
当院では施術のとき、必ず足裏からふくらはぎ太ももと踏んでいきます。これは足に溜まった血液（気）を臓器に上げて臓器の温度を上げようという狙いがあるからです。
足を踏むことで足だけでなくからだ全体が軽くなった、ぽかぽかしてきたと言われる方がものすごく多いです。
時期的にぎっくり腰が増えてきます。ちょっと疲れてきたなと思ったら、急に腰に力を入れるのはよしましょう。