力の抜き方

早いもので暦の上ではもう立春です。
とは言うものの寒さはまだ続きそうです。
最近の気候は暑さからとたんに寒くなると言うパターンの繰り返しです。
からだにとってもとてもストレスを溜めるパターンです。
先日新聞に腰痛の多くはストレスが原因しているとありました。
確かに私もその様に感じます。
現代社会は情報化社会です。
世界の情報が瞬時に伝わる現在、莫大な情報量が自分の前を常に通り抜けてゆきます。
中には自分が知らなくても良い情報まで入りそれがもとで知らない間にストレスを溜めたりしています。
ストレスを溜めるとはからだが緊張していますので自律神経の交感神経のスイッチをオンにしたままの状態です。
交感神経というのはペットの犬で表すといつもはだらーんとして寝ていた犬が他の犬が近づき急に立ち上がりウーとうなって戦闘モードに入っている状態です。
血管を縮ませ末端の血管まで血液を送ろうとします。
そのため筋肉にも力が入り体力を消耗しますしからだも冷えて筋肉が硬くなります。
常にからだに力が入っていますので夜睡眠していても熟睡できないでいる場合が多いです。
そんな時に急に腰に力を入れたりひねったりしたときに腰の筋肉を傷めます。
力の入ったままのからだは力を抜けば良いのですが、それが簡単には出来ないのです。
「陽極まれば陰になり陰極まれば陽になる」と言う言葉があります。
これは東洋思想の陰陽について説明したものですが
天の陰（冷気）が極まると空気の中の水分が雨となって地面に落ち、大地の陽（熱気）が極まると天に向かって水分が蒸発し、天地はそれを繰り返しています。
そこで陰陽の考え方を参考にすると、
からだの力が抜けないのであればからだに限界まで更に意識して力を加えると疲れて力が抜けます。
よく肩の力を抜けと言われますが、このような状態になってはじめて力が抜けます。
しかし、そこまではできないと考えている方は整体やマッサージなどを利用して抜くことが出来ます。
疲れてきたなと感じたらどうぞご利用ください。