財務会計の基礎 -借入金返済売上高 ②-
最終更新日:2017年09月04日
池田経営会計事務所
(松江2丁目)
今回は、借入金返済売上高の説明、第2回目です。
借入金を返済するのに必要な売上高は、損益分岐点分析で計算することができます。「税引き後利益=借入金返済額」となる売上を損益分岐点分析で計算するのです。
計算式は以下のようになります。
①(借入金返済額-減価償却費)÷(1-0.3(概算の実効税率))
②(固定費+①)÷限界利益率
計算の技術的な説明は少々複雑となるため、簡単な説明にさせていただきます。
まず、①で借入金の返済に必要な「税引き前利益」を計算します。
次に、②で、借入金返済に必要な売上高を計算します。この計算式は、損益分岐点分析の計算式を応用したものです。
例えば、以下のように設定したとします。
・固定費500万円(内、減価償却費50万円)
・借入金返済額120万円
・限界利益率40%
このケースですと、借入金を返済するのに必要な売上高は次のようになります。
①(120万円-50万円)÷(1-0.3)=100万円
②(500万円+100万円)÷40%=1,500万円
つまり、
・借入金を返済するのに必要な売上高1,500万円
・変動費900万円
・限界利益600万円(1,500万円✕40%)
・固定費500万円
・税引き前利益100万円
・法人税等30万円(実効税率30%)
・税引き後利益70万円
・借入金返済額120万円=税引き後利益70万円+償却費50万円
となります。
詳しくはこちらをクリック → http://mmcea.com/business-analysis/profitability-analysis/repayment-of-debt/
借入金を返済するのに必要な売上高は、損益分岐点分析で計算することができます。「税引き後利益=借入金返済額」となる売上を損益分岐点分析で計算するのです。
計算式は以下のようになります。
①(借入金返済額-減価償却費)÷(1-0.3(概算の実効税率))
②(固定費+①)÷限界利益率
計算の技術的な説明は少々複雑となるため、簡単な説明にさせていただきます。
まず、①で借入金の返済に必要な「税引き前利益」を計算します。
次に、②で、借入金返済に必要な売上高を計算します。この計算式は、損益分岐点分析の計算式を応用したものです。
例えば、以下のように設定したとします。
・固定費500万円(内、減価償却費50万円)
・借入金返済額120万円
・限界利益率40%
このケースですと、借入金を返済するのに必要な売上高は次のようになります。
①(120万円-50万円)÷(1-0.3)=100万円
②(500万円+100万円)÷40%=1,500万円
つまり、
・借入金を返済するのに必要な売上高1,500万円
・変動費900万円
・限界利益600万円(1,500万円✕40%)
・固定費500万円
・税引き前利益100万円
・法人税等30万円(実効税率30%)
・税引き後利益70万円
・借入金返済額120万円=税引き後利益70万円+償却費50万円
となります。
詳しくはこちらをクリック → http://mmcea.com/business-analysis/profitability-analysis/repayment-of-debt/
基本情報
- 事業所名
- 池田経営会計事務所
- ふりがな
- いけだけいえいかいけいじむしょ
- 代表者名
- 税理士 池田 忠
- ふりがな
- いけだ ただし
- 電話番号
- 03-5879-2814
- Webサイト
- http://mmcea.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0025
江戸川区松江2丁目40-12
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