生産性分析 ⑨
最終更新日:2017年12月04日
池田経営会計事務所
(松江2丁目)
今回は生産性分析、第9回です。
[労働分配率]
付加価値の分配で、特に重要なのは、人件費です。従業員に対する給与は、労働意欲や生活水準などに直接影響を及ぼします。生産性を上げるためにも、従業員に適切な給与、つまり、従業員の労働意欲を高め、世間相場以上の生活水準を維持できる給与を分配することが重要となります。
付加価値が人件費にどれだけ分配されているかを計算するのが、労働分配率です。労働分配率は次の算式で計算されます。
・労働分配率=人件費÷付加価値
労働分配率とは、付加価値のうち人件費が占める割合をいいます。
付加価値と人件費、そして利益とには密接な関係があります。会社が稼ぎ出す付加価値が一定だとした場合、従業員への給与を多く(労働分配率を高く)すれば、会社に残る利益は少なくなります。逆に、従業員の給与を少なく(労働分配率を低く)すれば、会社に残る利益は多くなります。
ただし、従業員の給与と会社の利益は単純に反比例するものではありません。成果報酬など一定の基準で従業員の給与を高くすることで、会社が稼ぎ出す付加価値を多くなり、会社に残る利益も多くなることもあります。従業員の給与を低くしますと、優秀な人材が流出し、人材募集が困難となり、会社が稼ぎ出す付加価値が少なくなり、結果として、会社に残る利益が少なくなることもあります。
理想を言えば、
・従業員の給与を高くすることで付加価値が高くなり
・従業員の給与は世間相場より高く
・それでいて労働分配率は標準より低く
・その結果、会社に利益が多く残る
というのが望ましいと言えます。
http://mmcea.com/business-analysis/productivity-analysis/va4/
詳しくはこちらを →
[労働分配率]
付加価値の分配で、特に重要なのは、人件費です。従業員に対する給与は、労働意欲や生活水準などに直接影響を及ぼします。生産性を上げるためにも、従業員に適切な給与、つまり、従業員の労働意欲を高め、世間相場以上の生活水準を維持できる給与を分配することが重要となります。
付加価値が人件費にどれだけ分配されているかを計算するのが、労働分配率です。労働分配率は次の算式で計算されます。
・労働分配率=人件費÷付加価値
労働分配率とは、付加価値のうち人件費が占める割合をいいます。
付加価値と人件費、そして利益とには密接な関係があります。会社が稼ぎ出す付加価値が一定だとした場合、従業員への給与を多く(労働分配率を高く)すれば、会社に残る利益は少なくなります。逆に、従業員の給与を少なく(労働分配率を低く)すれば、会社に残る利益は多くなります。
ただし、従業員の給与と会社の利益は単純に反比例するものではありません。成果報酬など一定の基準で従業員の給与を高くすることで、会社が稼ぎ出す付加価値を多くなり、会社に残る利益も多くなることもあります。従業員の給与を低くしますと、優秀な人材が流出し、人材募集が困難となり、会社が稼ぎ出す付加価値が少なくなり、結果として、会社に残る利益が少なくなることもあります。
理想を言えば、
・従業員の給与を高くすることで付加価値が高くなり
・従業員の給与は世間相場より高く
・それでいて労働分配率は標準より低く
・その結果、会社に利益が多く残る
というのが望ましいと言えます。
http://mmcea.com/business-analysis/productivity-analysis/va4/
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基本情報
- 事業所名
- 池田経営会計事務所
- ふりがな
- いけだけいえいかいけいじむしょ
- 代表者名
- 税理士 池田 忠
- ふりがな
- いけだ ただし
- 電話番号
- 03-5879-2814
- Webサイト
- http://mmcea.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0025
江戸川区松江2丁目40-12
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