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池田会計事務所

キャッシュ・フロー分析 ②2018年02月13日

キャッシュ・フロー分析 ② 関連画像1
今回は、キャッシュ・フロー分析、第2回目です。

【収益性分析】

収益性分析とは、企業の収益力を分析することをいいます。ここでいう収益力とは、企業が営業活動でどれだけの現金を稼ぐか、その現金を稼ぐ力をいいます。

収益性分析は、次の3つの段階を経て分析していきます。
・第1段階:全体的な現金を稼ぐ力を把握(総資本営業キャッシュフロー比率)
・第2段階:キャッシュ幅と財産の活用度を把握(キャッシュフローマージン、総資本回転率)
・第3段階:キャッシュ幅と財産の活用度をさらに項目別に把握

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【現金を稼ぐ力(総資本営業キャッシュフロー比率)】

企業の収益力、現金を稼ぐ力を表す会計上の指標の1つに、総資本営業キャッシュフロー比率があります。総資本営業キャッシュフロー比率は収益性分析の総合指標のひとつです。収益性分析とは、ここでは、現金を稼ぐ力を分析するものです。

総資本営業キャッシュフロー比率は、次の算式で求められます。
・営業キャッシュフロー÷財産(総資本)

これは、どれだけの財産規模で、どれだけの営業キャッシュフローを生み出しているかを計算する指標となります。当然に、企業の財産規模が大きいほど営業キャッシュフローは大きくなるべきですし、企業の財産規模が小さければ営業キャッシュフローも小さくなります。

この指標が総合指標である理由は、会社の規模に関係なく現金を稼ぐ力を判断できるからです。

例えば、AとBの企業があり、両方とも売上高と営業キャッシュフローは同じだとします。売上高1千万円、営業キャッシュフロー100万円です。単純に考えれば、両方とも売上高に対する営業キャッシュフローは100万円÷1千万円=10%となり、現金を稼ぐ力は同じだと思えます。

しかし、Aの財産規模が1千万円で、Bの財産規模が1億円だとしたならば、Aは所有している財産1千万円で100万円の営業キャッシュフローを生み出し、Bは所有している財産1億円でAと同じ100万円の営業キャッシュフロー生み出したことになります。
総資本営業キャッシュフロー比率でいえば、Aは100万円(営業キャッシュフロー)÷1千万円(財産)=10%となり、Bは100万円(営業キャッシュフロー)÷1億円(財産)=1%となります。つまり、財産規模の小さいAの方が現金を稼ぐ力は高いとなります。

企業は所有している財産(資本)を活用して営業活動で現金を稼いでいくのですから、総資本で営業キャッシュフローを見ていく方が本来の収益性を把握できることになるのです。


詳しくはこちら → http://mmcea.com/business-analysis/cash-flow-analysis/cf2/
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