資金運用表の基礎 ④
最終更新日:2018年07月13日
池田経営会計事務所
(松江2丁目)
今回は、資金運用表の基礎、第4回目です。
2分割法の資金運用表では、まず、短期面と長期面との資金の流れとその大きさを読み、財政状態(調達と運用)の安定性とその度合いを見ます。資金の流れと大きさとは、
・資金の流れ:資金が「長期資金→短期資金」と流れているか「短期資金→長期資金」と流れているか。
・資金の大きさ:長期と短期との間で流れている資金の金額。
をいいます。
資金運用表では、短期面で運転資金などで資金が不足し、長期面でその資金を供給することが望ましいとされます。長期的に企業が所有する資金で、短期的に支払いなどが生じる運転資金を賄う方が、企業の財政状態(調達と運用)が安定しているからです。そして、その金額が大きいほど、安定の度合いが大きくなります。例えば、次のようなケースが考えられます。
・事業で稼いだ資金で短期借入金を返済:事業で稼いだ資金は企業のものであり、返済する必要はなく、その自己資金で借入金を返済するため、財政上状態は安定しています。
対して、短期面で資金を調達し、長期面での資金不足を賄っているとなると、企業の財政状態(調達と運用)は不安定だといえます。例えば、次のようなケースが考えられます。
・土地を短期借入金で購入:土地の利用による資金回収は長期間にわたるのに対し、短期借入金は1年以内に返済する必要があります。そのため、借入返済に対して資金回収が追い付かず短期借入金の返済が滞る可能性があり、財政状態は不安定となります。
詳しくはこちらをご覧ください → https://mmcea.com/business-analysis/cash-flow-analysis/fm/
2分割法の資金運用表では、まず、短期面と長期面との資金の流れとその大きさを読み、財政状態(調達と運用)の安定性とその度合いを見ます。資金の流れと大きさとは、
・資金の流れ:資金が「長期資金→短期資金」と流れているか「短期資金→長期資金」と流れているか。
・資金の大きさ:長期と短期との間で流れている資金の金額。
をいいます。
資金運用表では、短期面で運転資金などで資金が不足し、長期面でその資金を供給することが望ましいとされます。長期的に企業が所有する資金で、短期的に支払いなどが生じる運転資金を賄う方が、企業の財政状態(調達と運用)が安定しているからです。そして、その金額が大きいほど、安定の度合いが大きくなります。例えば、次のようなケースが考えられます。
・事業で稼いだ資金で短期借入金を返済:事業で稼いだ資金は企業のものであり、返済する必要はなく、その自己資金で借入金を返済するため、財政上状態は安定しています。
対して、短期面で資金を調達し、長期面での資金不足を賄っているとなると、企業の財政状態(調達と運用)は不安定だといえます。例えば、次のようなケースが考えられます。
・土地を短期借入金で購入:土地の利用による資金回収は長期間にわたるのに対し、短期借入金は1年以内に返済する必要があります。そのため、借入返済に対して資金回収が追い付かず短期借入金の返済が滞る可能性があり、財政状態は不安定となります。
詳しくはこちらをご覧ください → https://mmcea.com/business-analysis/cash-flow-analysis/fm/
基本情報
- 事業所名
- 池田経営会計事務所
- ふりがな
- いけだけいえいかいけいじむしょ
- 代表者名
- 税理士 池田 忠
- ふりがな
- いけだ ただし
- 電話番号
- 03-5879-2814
- Webサイト
- http://mmcea.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0025
江戸川区松江2丁目40-12
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