日本人にはあまり意味がない健康方法③

 

ティータイムは、私たちにリラックスのひとときを提供してくれます。

 

ほっと一息入れたいときに、コーヒーやお茶（緑茶・ウーロン茶・

プーアル茶・紅茶）などを飲んでいる人もいると思います。

 

確かにカフェイン、カテキン、ビタミンC、ポリフェノールなど健康に役立つ成分が

含まれています。ダイエットに効くと積極的に飲んでいる方も多いと思います。

 

しかし、有効成分は微量なうえに、飲むだけでコルステロール数値や血糖値が改善

するとは考えにくいのです。

 

実は残念ながら、このカフェインも日本人と相性が良くないのです。

仕事や勉強の間に飲む人も多いと思いますが、脳の神経を興奮させることで

集中力が高まり、疲労を消す効果があります。

 

摂取しすぎると、頭痛・不眠・下痢・嘔吐・抗うつ・不安などを起こすことが

あります。

 

欧州食品安全機関（EFSA)では、カフェインを安全に摂取できる量を定めています。

ただ、個人差が大きく、基準以内であっても症状が出る人がいるのです。

 

 

 

そして、食物アレルギーには即時型と遅延型の種類があります。

卵、牛乳、そば、小麦、海老、蟹などを食べた直後にじんましんや呼吸困難、腹痛

などが現れる即時型。

 

原因物質を食べて数時間から数日経ってから症状が出る遅延型。

頭痛、発疹、疲労感、下痢、めまい、抗うつ、肌荒れなど多彩なことから診断が

難しくストレスや疲れのせいと思い込み、症状に苦しむ人がいます。

 

ヨーグルトなどの乳製品が原因とされやすく、頻繁に食べると発症率が上がります。

食べている人は体に良いと信じているので、ヨーグルトのせいで体調が悪くなって

いることになかなか気づきません。

 

そこまでして腸内環境の改善に努める必要があるのでしょうか。

日本人の腸内細菌は体に有益な機能を持つものがあるとわかってきています。

 

欧米人に有効な健康法が日本人にも効果があるとは限らず、むしろ有害なことも

あります。

体質による違いが見落とされているのです。

 

しかし、日本人だからと一括りにするのではなく、その人自身に合った健康法や

食事メニューなどを意識していくといいかもしれませんね。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　参考文献：　講談社ブルーバックス

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　欧米人とはこんなに違った

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本人の「体質」　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奥田昌子著

 

 

 

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