差し歯が取れたらどうする？応急対応ガイド

詰め物や被せ物が取れた時の応急処置

• 入れ歯安定剤の使用: ポリグリップやタフグリップなどの入れ歯安定剤を使うことができます。
• 瞬間接着剤の使用禁止: アロンアルファなどの瞬間接着剤は使用しないでください。

差し歯が取れる前兆

• ぐらつきが出たら早めに歯科受診: 差し歯がぐらつき出したら取れる前兆なので、早めの歯科受診をおすすめします。

差し歯や被せ物が取れた時の応急処置

自己責任で行う場合

• 入れ歯安定剤の使用: ドラッグストアで購入可能な入れ歯安定剤をセメント代わりに使う方法がありますが、自己責任で行ってください。
• 取れた差し歯のチェック: 血が付いていないか、臭いがしないかなどを確認します。
• 歯根のチェック: 鏡を使って歯根が割れていないか、虫歯がないかを確認します。
• 差し歯と歯根の清掃: 取れた差し歯と歯根をしっかり磨いて清潔に保ちます。
• 入れ歯安定剤の使用量: 米粒の半分の量を目安に入れ歯安定剤を使用します。

リスク

• 差し歯を飲み込むリスク: すぐに外れて飲み込んでしまう可能性があります。
• 差し歯が気管に入るリスク: 差し歯が気管に落ち込む可能性があります。
• 歯根が割れるリスク: 硬い物を噛んだ時に歯根が割れる可能性があります。

入れ歯安定剤の選択

• 新ポリグリップクリームタイプ: 流動性があり、接着面が薄くできるのでおすすめです。
• タフグリップクションタイプはNG: 流動性が低く、差し歯を戻した時に浮いてしまうので不適切です。

瞬間接着剤を使ってはいけない理由

• 正しい位置に戻せない: 瞬間接着剤で差し歯を戻すと、浮いたりねじれたりする可能性があります。
• 口腔内での使用禁止: 一般に販売されているアロンアルファは口腔内での使用は禁止されています。

外出先などで差し歯が取れたら

• 地区の歯科医師会: 休日や夜間に救急診療所を設けている場合があります。インターネットで調べてみてください。

差し歯が取れたまま放置すると

• 虫歯になりやすい: 歯根が露出すると極めて虫歯になりやすい状態になります。

差し歯が頻繁に取れる原因

• 土台の長さが短い: ポストが短いと頻繁に取れやすい差し歯になります。
• 土台の高さが低い: 土台の高さが低いと取れる頻度が上がります。

歯医者でも取れた差し歯を戻せない時

• 歯根破折: 歯根が割れている場合は戻せません。
• 歯根の大きな虫歯: 大きな虫歯がある場合は新しく差し歯を作り直す必要があります。

取れた差し歯を戻す費用

• 保険診療: 保険適用で差し歯の再装着費用がかかります。
• 自費診療: 自費で作られた差し歯の再装着は保険適用外です。