歯周病と糖尿病の密接な関係とは?相互作用と治療法
最終更新日:2024年10月30日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
歯周病と糖尿病の関係性
歯周病と糖尿病の概要
歯周病患者には糖尿病やメタボリックシンドロームの合併症を持つことが多く、これが歯周病の治癒を妨げる原因です。特に高血糖は、歯周組織の炎症や骨破壊に関与しており、糖尿病の管理が歯周病の予防や改善に必要です。
歯周病のメカニズムと糖尿病への影響
高血糖と歯周病の悪化
- AGEsの蓄積:高血糖により糖化タンパク質(AGEs)が溜まり、炎症を引き起こします。
- 炎症促進:AGEsがマクロファージを活性化し、TNF-αやIL-1βなどが破骨細胞を刺激、歯周組織が破壊されます。
- 酸化ストレス:糖尿病による血行障害や白血球機能の低下が、歯周組織の修復を妨げます。
糖尿病患者のアタッチメントロス
糖尿病患者は、歯周ポケットが深くなるアタッチメントロスが進みやすく、歯周病の進行が早いです。
歯周病が糖尿病に与える影響
歯周病と動脈硬化
歯周病菌が血管内に侵入し、アテローム性動脈硬化や高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性があります。
糖尿病の管理と食事療法
血糖値管理と食事療法
- 食事制限:糖尿病の治療にはカロリー制限や糖質制限が推奨されています。特に、炭水化物の適切な摂取が血糖管理に重要です。
- 三大栄養素とGI値:炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを意識し、低GI食品を選ぶことで血糖の急上昇を防ぎます。
糖質制限ダイエット
糖質制限により、糖尿病のリスク軽減や体重管理が可能です。糖質を控え、代わりにタンパク質や良質な脂質を摂取することで、糖尿病の症状を和らげる効果が期待されます。
糖尿病合併症予防のポイント
血糖値変動を抑える食習慣
- 食べる順番とスピード:食物繊維から摂取を始め、ゆっくりと食事をすることで血糖値の急上昇を防ぎます。
- アルコールの選択:血糖値を上昇させない蒸留酒を選ぶのが望ましいですが、適量を守ることが重要です。
糖尿病と歯周病の相互作用を理解し、生活習慣改善や食事管理を徹底することが両疾患の進行を防ぎます。
詳細は歯周病と糖尿病のリスク:両疾患の相互影響を知るをご覧ください。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっく
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。
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