唾液が健康を守る:口腔ケアから全身の健康維持まで
最終更新日:2024年12月14日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
唾液の基本的な概要
唾液とは?
唾液は口腔内で分泌される液体で、99%が水分で構成され、酵素や電解質、抗菌成分を含む重要な体液です。成人では1日に約1〜1.5リットルが分泌され、消化や免疫機能を支えます。
唾液の生成メカニズム
唾液腺の種類と働き
- 耳下腺(じかせん)
- 場所: 耳の下付近
- 特徴:サラサラした唾液を分泌し、デンプンを分解する酵素を含む。
- 顎下腺(がっかせん)
- 場所: 顎の下
- 特徴: 保湿や消化を助ける唾液を分泌します。
- 舌下腺(ぜっかせん)
- 場所: 舌の下
- 特徴: 粘り気のある唾液で口腔内を潤す。
唾液腺は副交感神経の刺激で積極的に働き、食事や視覚刺激が分泌を促進します。
唾液の主な役割
1. 緩衝作用
酸性環境を中和して虫歯を予防します。唾液検査で緩衝能力の測定は可能です。
2.抗菌・自浄作用
唾液中の免疫物質が細菌感染を防ぎ、食べ物の残りを洗います。
3. 再石灰化作用
カルシウムやリンが歯に付着し、エナメル質を補修します。
4. 粘膜保護作用
ムチンにより粘膜を保護し、飲み込みや会話をスムーズにします。
5. 口臭予防作用
唾液が舌苔を除去し、嫌気性菌の発生を抑制します。
6. 入れ歯の安定
唾液が入れ歯と粘膜の間に入り吸着を助け、痛みを軽減します。
7. 成長因子の分泌
NGFやEGFが神経や粘膜を修復します。
8. 消化サポート
酵素アミラーゼがデンプンを分解し、消化器官の負担を軽減します。
9. 免疫作用
抗菌成分が口腔内や全身の感染を防ぎます。
唾液分泌を増やす方法
習慣改善
- よく噛む:唾液腺を刺激する。
- 水分補給:唾液の主成分である水分を補充。
マッサージ方法
- 耳下腺・顎下腺・舌下腺を軽くマッサージすることで分泌を促進します。
食品の選択
酸味のある食品が唾液分泌を促しますが、摂取量に注意が必要です。
唾液の働きが低下した場合の影響
- 虫歯や歯周病リスクの増加
- 口臭や味覚異常の発生
- 消化不良や感染症のリスクの増大
唾液研究の最新情報
健康診断への応用
唾液中のバイオマーカーで病気を早期発見。
ストレスチェック
唾液中のコルチゾール濃度でストレス状態を評価可能。
腸内フローラとの関係
唾液中の乳酸菌が口腔と腸内環境を整え、全身の健康に整えます。
唾液はそのまま体液ではなく、健康維持に必要な役割を担っています。
をご覧ください。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっく
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。
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