削らずに虫歯を止める！「サホライド治療」とは？

サホライドとは？虫歯を削らずに進行を抑える薬剤

 

 

フッ化ジアンミン銀の作用

サホライドの主成分は「フッ化ジアンミン銀（AgF）」で、銀イオンが虫歯菌を抑制し、フッ素が再石灰化を促進します。小児や高齢者、治療困難な患者の虫歯進行抑制や知覚過敏緩和に使われます。

 

 

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サホライドのメリットとデメリット

利点：削らずに進行を抑える

• 初期虫歯（C0～C2）に有効

• 1回の塗布で長期間効果が持続

• 知覚過敏にも効果あり

• 低コストで導入可能

欠点：黒変と審美性の問題

• 虫歯部分が黒く変色するため、前歯には不向き

• 銀アレルギーの可能性がある

• 過剰使用によるフッ素症リスク

 

 

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適用対象と使用場面

小児から高齢者まで幅広く使用可能

• 小児の虫歯進行を止める応急処置として活用

• 寝たきり高齢者や障がい者の根面う蝕にも有効

• 保険適用あり（C0～C2、知覚過敏処置など）

 

 

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サホライドの塗布方法と注意点

歯科医院での処置手順

1. 診察・適応確認

2. 歯面清掃・乾燥

3. サホライド塗布

4. 余分な薬剤除去・術後説明

塗布後の注意点

• 飲食は30～60分控える

• 変色部分は必要に応じてレジンで補修可能

• 効果維持には1～3ヶ月ごとの再塗布が理想

 

 

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フッ素製品との違いと併用の可能性

初期虫歯や進行抑制にはサホライド、予防にはフッ素製品が有効で、併用も効果的です。

 

 

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海外の評価と今後の展望

アメリカやWHOでは、サホライドが虫歯予防薬として推奨されており、削らない治療＝MI（ミニマルインターベンション）に最適とされています。将来的には、レジンや高濃度フッ素との併用治療も期待されています。

 

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