歯が削れる？子どもの歯ぎしりのリスクと受診の目安

子どもの歯ぎしりとは？

 

 

歯ぎしりの3タイプ

• グラインディング：歯をこすり合わせる音が特徴。就寝中に多い。

• クレンチング：音はしないが強く噛みしめる。

• タッピング：カチカチと歯を打ち鳴らす。比較的まれ。

子ども特有の特徴

• 乳歯や永久歯の生え変わり時期に自然発生

• 音が大きく親が気付きやすい

• 多くの場合、治療の必要はなし

 

 

年齢別：歯ぎしりの特徴と対策

乳児期（0～1歳）

• 歯の生え始めに歯ぎしりが起きやすい

• 顎の位置を決める行動の一つ

• 対策不要。自然に収まる傾向

幼児期（2～6歳）

• 噛み合わせ調整や顎の成長による一時的な現象

• 歯のすり減りや詰め物の脱離が見られることも

• 影響は軽微なことが多く、基本は経過観察

小学生以降（7歳～）

• ストレスや噛み合わせが影響

• 朝の顎の痛みや歯のしみなど症状が出る場合も

• 稀にナイトガード等の治療が必要なことも

 

 

歯ぎしりの原因

成長過程による自然な反応

• 噛み合わせの調整や顎の成長に関連

• 特に6歳前後に多い

ストレスや睡眠の質

• 学校・家庭の環境変化に反応

• 睡眠時の緊張や夢による無意識行動

噛み合わせや遺伝、生活習慣

• 噛み合わせのズレ、親の歯ぎしり歴

• 鼻づまりやカフェイン・糖分摂取も影響

 

 

放置して良いケース・注意すべきケース

問題ないケース

• 成長に伴う一時的な歯ぎしり

• 歯や顎に影響がない場合

受診すべきケース

• 歯の著しいすり減りや知覚過敏

• 顎関節症の兆候、頭痛・肩こりを伴う場合

• 長期間続く場合や成長とともに悪化する場合

 

 

自宅でできる対策と治療法

自宅での対策

• 睡眠環境の改善：暗い部屋、リラックス音楽

• ストレスケア：親子の会話・安心感

• 食事改善：カフェイン・砂糖を控える

歯科医院での治療

• ナイトガードの使用

• 噛み合わせの調整

• 必要に応じて矯正治療

 

詳細は子どもの歯ぎしりの原因はストレス？それとも噛み合わせ？見極め方と対策