過剰歯とは?原因・症状・治療法・費用まで徹底解説
最終更新日:2025年08月18日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
過剰歯の基本知識
過剰歯の定義
過剰歯(かじょうし)とは、通常より多く生えてくる余分な歯のことを指します。
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乳歯は通常20本
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永久歯は28〜32本
この本数を超えて生じる歯が過剰歯です。
過剰歯の見た目と特徴
過剰歯は正常な歯と区別がつきにくいこともありますが、形が小さかったり、円錐状・奇形であったりすることもあります。また、歯ぐきの中に埋まって出てこない「埋伏過剰歯」として発見されるケースも少なくありません。
過剰歯が多い部位と種類
正中過剰歯(せいちゅうかじょうし)
過剰歯は上顎の前歯の間に最も多く現れます。この部位にできる過剰歯を「正中過剰歯」と呼び、歯並びに大きな影響を与えることが多いです。
正中過剰歯は「正中離開(すきっ歯)」の原因となることがあり、放置すると自然に閉じることはありません。
順正過剰歯と逆性過剰歯
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順正過剰歯:通常の歯と同じ方向に生えており、一見わかりにくい。永久歯の萌出を妨げることがある。
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逆性過剰歯:逆さまに埋まるタイプ。鼻の方向に向かっている場合もあり、外科的抜歯が必要になるケースもある。
小児と成人での違い
小児の場合
乳歯の生え変わりや永久歯の萌出のタイミングで過剰歯が見つかることが多く、学校歯科健診や定期検診で指摘されるケースもよくあります。
成人の場合
大人では埋伏したまま気づかないケースが多く、矯正治療や親知らずのレントゲン撮影時に偶然発見されることがよくあります。
過剰歯の原因
遺伝的要因
過剰歯は家族内で発生することが多く、遺伝が関与していると考えられています。
先天性疾患との関連
口唇口蓋裂やガードナー症候群など、特定の先天性疾患に伴って過剰歯が生じることもあります。
胎児期の歯胚形成の異常
胎児期に歯の芽(歯胚)が分裂する過程で異常が起こると、余分な歯が形成されることがあります。
環境要因や妊娠中の影響
ホルモンバランスの乱れ、ビタミン不足、薬剤の影響なども胎児の歯の発育に影響する可能性があると報告されています。
過剰歯の発生頻度と傾向
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発生率:全体の1〜5%(30〜40人に1人)
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乳歯列:0.3〜0.6%
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永久歯列:1.5〜3%
男女比
男性に多く、男女比は2:1〜3:1とされています。
部位
過剰歯の約8〜9割は上顎の前歯部に発生。下顎や奥歯にできるのはまれです。
人種差
アジア人(特に日本人)は欧米人より発生率がやや高いと報告されています。
過剰歯を放置するとどうなる?
永久歯の萌出障害
過剰歯が邪魔をして永久歯が正しく生えないことがあります。
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永久歯が歯ぐきから出てこない
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斜めに生えてしまう
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埋伏してしまう
歯列不正や噛み合わせの異常
過剰歯によって歯が押し出され、以下のような不正咬合が生じることもあります。
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出っ歯(上顎前突)
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受け口(下顎前突)
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八重歯・乱ぐい歯
顎骨や神経への影響
埋伏過剰歯が成長すると、顎骨や神経を圧迫して痛みやしびれを起こすこともあります。さらに嚢胞が形成されるリスクもあります。
審美的な問題
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正中離開(すきっ歯)
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前歯の非対称
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見た目の違和感による心理的影響
過剰歯の診断方法
自覚症状がないことも多い
痛みがないため放置されやすいですが、永久歯がなかなか生えないことで気づくことがあります。
レントゲン検査
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パノラマレントゲン:口腔全体を確認できる
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デンタルレントゲン:部分的に詳しく撮影
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CT検査:立体的に位置や神経との関係を確認
学校健診での発見
小学校の歯科検診で「永久歯の萌出が遅い」と指摘され、精密検査で過剰歯が判明することもあります。
過剰歯の治療方針
抜歯が必要なケース
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永久歯の萌出を妨げている
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歯列不正を引き起こしている
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周囲の歯根を圧迫している
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嚢胞や炎症を伴っている
抜かなくてよいケース
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完全に埋まっており影響がない
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永久歯に干渉していない
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自然に吸収される可能性がある
抜歯のタイミングと治療法
小児の場合
前歯の歯根が完成する7〜8歳頃に抜歯を検討するのが一般的です。
成人の場合
矯正治療と併用することが多く、抜歯後に歯列を整える処置が必要になることもあります。
麻酔と手術方法
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局所麻酔:一般的なケース
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全身麻酔:小児や複雑な症例に適応
抜歯は日帰りで行えることが多く、回復は1週間前後です。
過剰歯の治療費と保険適用
保険適用
過剰歯の抜歯は医療行為であり、健康保険の対象となります。
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通常の抜歯:3,000〜6,000円程度
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骨性完全埋伏過剰歯:1,080点(3割負担で約3,240円)
自費診療になるケース
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美容目的の抜歯
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患者の希望による抜歯
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矯正治療費
自治体の小児医療費助成制度を活用すれば、実質無料で治療できる場合もあります。
過剰歯を疑ったらどうする?
ご家庭でのチェックポイント
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前歯の数が合わない
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すきっ歯が治らない
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永久歯がなかなか生えてこない
歯科医院で相談する診療科
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小児歯科:成長に合わせた診断・治療
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矯正歯科:歯列や噛み合わせに詳しい
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一般歯科:初期診断から専門医紹介まで対応
早期発見・早期治療が重要
特に小児期に発見・治療すれば、矯正期間や費用を大幅に抑えられる可能性があります。
まとめ|過剰歯は早めの診断と治療がカギ
過剰歯は比較的よく見られる歯の異常で、放置すると永久歯の萌出障害や歯列不正につながるリスクがあります。
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発生率は1〜5%
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男性に多く、上顎前歯部に集中
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放置すると歯並び・噛み合わせ・顎骨に影響
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抜歯は保険適用で可能、自治体の助成で無料になることも
**「歯の数が多いかも」「永久歯がなかなか生えてこない」**と感じたら、早めに歯科医院でレントゲン検査を受けましょう。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
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(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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