6歳臼歯に潜む見えないリスク 根が未完成な時期の注意
最終更新日:2025年11月05日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
子どもの第一大臼歯に潜む見えないリスクとは?
根未完成歯とは
6歳前後に萌出する第一大臼歯(いわゆる「6歳臼歯」)は、見た目こそ立派な永久歯ですが、この時期はまだ歯根の形成が終わっていません。歯根が完全に完成するのはおおよそ9〜10歳頃で、それまでの間は「根未完成歯(こんみかんせいし)」と呼ばれます。
この発育途中の時期に虫歯が進行して神経(歯髄)まで達すると、通常の根管治療(神経の治療)が難しくなるため、早期の発見と予防が非常に重要です。
C3虫歯による歯髄炎のリスク
根未完成歯で虫歯がC3まで進行し、神経に炎症(歯髄炎)が起こると、治療は一気に複雑になります。
これは、歯根の先端(根尖部)がラッパ状に開いているため、薬剤が内部にとどまりにくく、感染コントロールが難しいからです。
適切な処置を行わないと炎症が悪化し、根尖病変や膿瘍形成へ進行するおそれもあります。
根未完成歯の治療法
歯髄炎を起こした根未完成歯では、水酸化カルシウム製剤を根管内に充填し、歯根の自然な閉鎖(根尖の形成)を促す「根尖形成法(アペキソゲネーシス)」が行われます。
ただし、この治療法は個体差が大きく、必ずしも成功するとは限りません。治療後は数ヶ月から数年にわたり経過を追い、根の発育状態を確認する必要があります。
治療経過と予後
治療が成功し、根の先端が閉鎖すれば、歯は成長とともに安定し、将来的に通常の根管治療が可能になります。
一方、根の先が閉じない場合や感染が持続する場合には、膿の貯留や慢性炎症が続き、最終的に抜歯が避けられないこともあります。
そのため、定期的なレントゲン撮影と慎重な経過観察が不可欠です。
レントゲンで見る成長の違い
| 種類 | レントゲン所見 | 特徴 |
|---|---|---|
| 子どもの第一大臼歯(根未完成歯) | 根の先端がラッパ状に開いている | まだ発育途中で、根管治療が難しい |
| 成人の第一大臼歯(根完成歯) | 根尖部がしっかり閉じている | 治療の安定性が高く、感染制御もしやすい |
このように、根の発育状態によって治療法・難易度・予後が大きく異なります。
6歳臼歯の萌出直後からシーラント処置やフッ素塗布を行い、虫歯の早期予防を徹底することが、将来の歯の健康を守る第一歩です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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