舌癒着症と口呼吸の関係 ― 鼻呼吸を取り戻すための理解
最終更新日:2025年11月11日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
舌癒着症が引き起こす口呼吸とその対策
舌癒着症とは
舌癒着症(ぜつゆちゃくしょう)は、舌が下顎や口底の粘膜に強く付着し、自由に動かせない先天的な異常です。
正式名称は「喉頭蓋・咽頭偏位症」とされ、舌の位置異常が喉頭や咽頭の構造、さらには呼吸機能にまで影響を及ぼします。
舌が前方に引かれた状態では、舌筋や舌小帯が過度に緊張し、喉頭蓋や喉頭全体が前上方に牽引されます。その結果、気道が狭くなり、鼻呼吸がしにくくなることがあります。
(参考:日本舌癒着症学会「舌癒着症の術前・術後」)
舌癒着症と呼吸の関係
舌の位置異常により鼻腔内の通気が妨げられると、自然な鼻呼吸が困難になり、口呼吸が習慣化しやすくなります。
また、舌が気道の後方を押し上げることで上気道が狭窄し、無意識のうちに口を開けて呼吸するようになります。
慢性的な口呼吸は、口腔内の乾燥、虫歯や歯周病のリスク上昇、さらに顔貌の変化(いわゆる「口呼吸顔貌」)を引き起こす可能性があるため、早期の対応が重要です。
乳児の授乳トラブルと舌癒着症
重度の舌癒着症をもつ新生児では、舌の動きが制限され、吸啜運動(きゅうてつうんどう)がうまく行えません。
鼻呼吸がしづらいこともあり、授乳時に息苦しさを感じて途中で飲むのをやめたり、授乳時間が長くなることがあります。
また、舌の動きが不自然な場合、乳首への圧が不均一になり、母親の乳首に痛みや損傷が生じることもあります。こうした症状がみられる際は、小児科または耳鼻咽喉科で舌癒着症の有無を確認することが推奨されます。
日本舌癒着症学会の情報
日本舌癒着症学会の公式サイトでは、舌癒着症の構造的特徴や喉頭偏位の模式図、手術前後の比較写真などが公開されています。
これらは、医療従事者だけでなく保護者が状態を視覚的に理解するのにも役立ちます。
舌癒着症の治療法
舌癒着症の根本的な治療は、耳鼻咽喉科または口腔外科で行う「舌小帯切開術」です。
この外科的処置によって舌の可動域を広げ、正常な位置と機能を回復させます。
軽症例では舌運動訓練や口腔筋機能療法(MFT)を併用することもありますが、構造的な制限が強い場合、マッサージなどの保存的療法のみで改善するのは困難です。
まとめ
舌癒着症は見た目の問題にとどまらず、呼吸・嚥下・発音・顎の発育など、全身の機能に影響を及ぼす可能性があります。
特に口呼吸や授乳困難などの症状がある場合は、早期に専門医の診察を受け、適切な治療を検討することが大切です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
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