噛み合わせを失うと歯が伸びる?挺出歯の原因と治療法
最終更新日:2025年12月02日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
歯が「勝手に伸びてくる」挺出歯とは
挺出(ていしゅつ)の基本的な概念
挺出とは、歯が本来の位置よりも上下方向へ移動し、歯冠が伸び出したように見える現象を指します。
特に、噛み合う相手の歯(対合歯)が欠損した状態を放置すると支えを失い、時間経過とともに相手側の歯が歯ぐき方向へ移動してきます。
症例:上顎臼歯部の挺出
パノラマレントゲンでは、上顎第一小臼歯・第二小臼歯・第一大臼歯(4番・5番・6番)が下方へ挺出している様子が確認されます。
対合する下顎臼歯が欠損しているため、歯が安定を失い、下方の歯肉方向へ伸びるように移動しています。
歯が挺出する主な原因
歯の欠損を放置
抜歯後に適切な補綴処置を行わないと、対合歯が挺出し、咬合関係の破綻につながります。
歯周病の進行
歯槽骨の吸収によって歯の支持が弱まり、歯が浮いたように見える、または移動することがあります。
噛み合わせの不良
特定の歯に過度の力がかかると、歯の位置が変化したり、挺出が助長される場合があります。
挺出を放置することによる問題点
審美性の悪化
前歯部で起こると歯冠が伸びた印象となり、審美面に影響します。
咀嚼機能の低下
噛み合わせが不均衡となり、十分に咀嚼できなくなることがあります。
挺出が進行すると咬合の再構築が難しくなることもあります。
全身症状への影響
慢性的な咬合不良は、肩こり、頭痛、顎関節症状、姿勢の乱れなどの一因となる場合があります。
予防と対処法
予防のポイント
・歯を失った際は、インプラント・ブリッジ・部分義歯などで早期に欠損部の補綴を行うこと
・定期的な咬合チェックと歯科検診を受けること
治療方法
・歯周病が原因の場合:歯周基本治療や必要に応じて歯周再生療法
・軽度の挺出:咬合調整やクラウン補綴による高さの再構築
・重度の挺出:矯正治療による位置修正、もしくは抜歯が必要になることもある
症例紹介
① 補綴処置による挺出歯の管理
上顎7番・8番が下方へ挺出し、咬合相手がないため下顎歯肉へ接触している状態が確認されました。
8番(親知らず)は咬合に関与していないため抜歯し、7番は根管治療を行ったうえで高さを調整し、6番とクラウンで連結して咬合支持を確保しました。
② 矯正治療による挺出の改善
ブラケットとワイヤーを用いた矯正治療によって挺出した歯を元の位置へ戻す方法もあります。
ただし、すべての挺出歯が矯正可能とは限らず、固定源の確保や周囲の歯の状態などを総合的に評価して適応を判断します。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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