歯根破折とは?原因・症状・診断・治療まで歯科医が解説
最終更新日:2025年12月27日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
歯根破折とはどのような状態か
歯根破折(しこんはせつ)とは、歯の根(歯根)に亀裂や断裂が生じた状態を指します。歯は、口腔内に露出している歯冠部と、歯ぐきの下で歯槽骨に固定されている歯根部から構成されています。
この歯根部が損傷すると、疼痛や腫脹、排膿などの症状を引き起こし、保存が困難となり抜歯に至るケースも少なくありません。
歯根破折は、歯冠部からは確認できない深部で生じることが多く、見た目では判断しにくいのが特徴です。そのため、「噛むと痛む」「歯ぐきの腫れが繰り返す」といった症状をきっかけに発見されることが多くなります。
完全破折と不完全破折
歯根破折は、破折の程度により以下の2つに分類されます。
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完全破折
歯根が縦方向に完全に割れている状態で、破折線が根尖まで及ぶことが多く、保存は極めて困難です。多くの場合、抜歯が選択されます。 -
不完全破折
歯根の一部にヒビが入った状態で、早期に発見できれば接着修復や補強処置により保存できる可能性があります。
特に縦方向の破折は進行性で、レントゲンに写らないことも多く、診断が遅れやすい点に注意が必要です。
神経を取った歯が破折しやすい理由
根管治療により神経を除去した歯は、血流が断たれることで弾性を失い、内部構造が脆弱になります。さらに、差し歯を装着するために歯根内へ土台(コア)を入れることで、咬合力が一点に集中しやすくなります。
特に金属製のメタルコアは歯質よりも硬く、強い咬合力が加わると歯根が耐えきれず破折を起こしやすくなります。一方、ファイバーコアは歯質に近い弾性を持ち、力を分散できるため、破折リスクを低減できるとされています。
歯根破折の主な原因
差し歯・ブリッジによる応力集中
延長ブリッジや複数歯を支える構造では、支台歯に過剰な負担がかかり、歯根破折のリスクが高まります。特に反対側の奥歯が欠損している場合、咬合力が片側に集中しやすくなります。
外傷
転倒や交通事故、スポーツ外傷などにより、瞬間的に強い外力が加わることで歯根が破折することがあります。前歯部では保存困難なケースも多く、早期受診が重要です。
咬合力の強さ・噛み合わせ
咬合力が強い方、特に短顔型(ブレーキーフェイシャル)の骨格を持つ方は、垂直方向の力が強く、天然歯であっても破折を起こすことがあります。
歯根破折を起こしやすい人の特徴
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咬合力が強い
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歯ぎしり・食いしばりの習慣がある
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神経を取った歯やメタルコアが多い
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加齢により歯質や歯周組織が弱くなっている
これらが複合的に重なることで、破折リスクはさらに高まります。
歯根破折の初期症状と進行
初期には「噛んだときの一瞬の痛み」「違和感」といった軽微な症状のみで、腫れや激痛が出ないことも多く見逃されがちです。進行すると、歯ぐきの腫脹、排膿、フィステル形成、口臭などが現れ、感染が慢性化します。
診断方法
歯根破折の診断には、以下を組み合わせて行います。
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視診・触診による歯肉や動揺の確認
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デンタルレントゲン、CTによる画像診断
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染色による破折線の可視化
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被せ物や土台を除去しての直接確認
画像に写らないケースも多く、歯科医師の臨床経験が診断精度に大きく影響します。
治療法の選択肢
保存可能な場合
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破折部の接着修復
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ファイバーコアによる補強
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条件が合えば接着再植術
抜歯が必要な場合
完全破折や歯槽骨深部まで及ぶ破折、感染が進行している場合は抜歯が適応となります。
抜歯後の補綴治療
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インプラント:周囲歯を削らず、機能・審美性に優れる
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ブリッジ:短期間で治療可能だが支台歯への負担がある
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義歯:侵襲が少ないが違和感が出やすい
患者さんの口腔内状況や希望に応じて選択します。
放置した場合のリスク
歯根破折を放置すると、慢性炎症や歯槽骨吸収が進行し、顎骨炎や蜂窩織炎、重症例では全身感染に至ることもあります。早期診断・早期対応が極めて重要です。
歯根破折の予防
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咬合調整による力の分散
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ナイトガードの使用
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硬い物を噛まない生活習慣
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定期検診による早期発見
特に神経を取った歯や差し歯がある方は、定期的なチェックが歯を守る最大の予防策となります。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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