GBR(骨造成)とは?インプラント成功率を高める骨再生
最終更新日:2026年02月16日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
GBR(骨誘導再生法)とは何か
GBR(Guided Bone Regeneration:骨誘導再生法)とは、骨量が不足している部位に対して人工的に骨の再生環境を整え、インプラント埋入に十分な骨幅・骨高を獲得するための再生療法です。
骨欠損部に自家骨や骨補填材を填入し、メンブレン(遮断膜)で覆うことで軟組織の侵入を防ぎ、骨形成に有利なスペースを確保します。
もともとは歯周組織再生を目的として発展した技術ですが、現在ではインプラント治療における骨造成法として確立され、骨量不足症例に対する重要な選択肢となっています。
インプラント治療におけるGBRの意義
インプラントは顎骨内での初期固定と長期的な骨結合が成功の鍵となります。しかし、抜歯後の長期放置、歯周病による骨吸収、外傷、義歯やブリッジによる慢性的負荷、加齢などにより骨は徐々に吸収します。
骨幅が不足するとスクリューの露出や感染リスクが高まり、骨高が不足すると十分な長さのインプラントが埋入できません。GBRはこれらの問題を解決し、解剖学的・力学的に安定した埋入環境を構築するために行われます。
GBRの適応症
以下のような症例で適応となります。
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臼歯部で骨幅・骨高が不足している場合
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インプラント埋入後にスレッド露出が認められる場合
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骨の陥凹や段差により理想的な埋入方向が確保できない場合
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抜歯後の骨吸収が著しい場合
GBRにより骨量を回復させることで、インプラントの長期安定性と審美性の向上が期待できます。
治療プロセス
術前診断
CTによる三次元的骨量評価が必須です。骨幅・骨高・皮質骨の厚み・隣在歯との位置関係を詳細に分析します。また、糖尿病、喫煙習慣、骨代謝疾患など全身因子の評価も重要です。
手術手順
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骨欠損部の露出
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骨補填材の填入(自家骨・人工骨・異種骨など)
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メンブレンの設置
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チタンピン等による固定
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緊張のない縫合閉鎖
骨成熟には通常4〜6か月程度を要します。その後、二次手術またはインプラント埋入を行います。
使用材料
骨補填材
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自家骨:再生能力が最も高いが採取侵襲がある
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人工骨(β-TCP、HAなど):供給安定性が高く扱いやすい
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異種骨:スペースメイキングに優れ臨床応用が広い
メンブレン
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吸収性膜:再手術不要だが吸収速度の管理が課題
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非吸収性膜:骨造成の確実性が高いが除去手術が必要
近年はCGFなど自己血由来成長因子を併用し、治癒促進を図る方法も広く用いられています。
成功率とリスク管理
適切な症例選択と確実な一次閉鎖が成功の鍵です。特に感染管理と軟組織マネジメントが重要となります。
主なリスクには以下があります。
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感染による骨造成失敗
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メンブレン露出
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術後腫脹・疼痛・内出血
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骨形成不良による再手術
喫煙は明確なリスク因子であり、術前からの禁煙指導が必須です。
費用と保険適用
GBRは原則として自由診療です。インプラント治療の一環として行われるため、保険適用外となるケースが大半です。
費用は骨造成の範囲や使用材料により異なりますが、一般的に数万円から数十万円の幅があります。事前の十分な説明と同意取得が不可欠です。
GBRを検討する患者への指針
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骨量不足でインプラントが困難と診断された方
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長期的な機能回復と審美性を重視する方
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将来的な骨吸収の進行を抑えたい方
GBRは単なる補填処置ではなく、骨の再建という外科的再生治療です。適切な診断と術後管理を行うことで、インプラント治療の成功率と長期予後を大きく改善できる治療法といえます。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
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(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。









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