入れ歯とインプラントの違いを歯科医師が徹底解説
最終更新日:2026年02月28日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
入れ歯とインプラントの違いとは?歯科医師が解説する基本ポイント
それぞれの治療法の位置づけ
入れ歯(義歯)は、歯を失った部分を人工歯と義歯床で補い、粘膜や残存歯によって支える取り外し式の補綴装置です。部分入れ歯と総入れ歯があり、保険診療の適用が可能な点が大きな特徴です。外科処置を伴わないため、高齢の方や全身疾患をお持ちの方にも広く用いられています。
一方、インプラントは、顎骨内にチタン製の人工歯根を埋入し、その上に上部構造を装着する固定式の補綴治療です。骨とチタンが直接結合する「オッセオインテグレーション」により、高い安定性を得られます。天然歯に近い咀嚼機能と審美性を回復できることが大きな利点です。
構造と機能の違い
入れ歯は、粘膜支持あるいは歯牙支持によって安定を図る構造であり、クラスプ(バネ)や吸着力によって保持します。そのため、装着時に違和感や動揺が生じることがあります。咀嚼能率は天然歯と比較して低下しやすく、特に硬い食品では制限を感じる場合があります。
インプラントは顎骨と直接結合するため、咀嚼時の動揺がほとんどありません。咬合力の再現性が高く、発音や会話への影響も少ないのが特徴です。また、隣在歯を削る必要がなく、単独で機能回復が可能です。
入れ歯の特徴
メリット
・外科手術が不要
・保険適用により費用を抑えられる
・比較的短期間で装着可能
・取り外して清掃できる
デメリット
・異物感やズレが生じやすい
・咀嚼力が限定的
・クラスプが審美的に目立つことがある
・長期使用で顎骨の吸収が進行しやすい
入れ歯は、定期的な調整と清掃が重要です。粘膜や顎堤の変化に合わせて修理・再製作が必要になることがあります。
インプラントの特徴
メリット
・天然歯に近い咀嚼力
・高い審美性
・隣在歯への負担が少ない
・骨吸収の抑制効果が期待できる
デメリット
・外科手術が必要
・治療期間が比較的長い
・自費診療のため費用が高額
・全身状態や骨量によっては適応外となる
また、インプラントは天然歯と同様にプラークコントロールが不可欠であり、インプラント周囲炎の予防のため定期的なメンテナンスが重要です。
適応の考え方
入れ歯は、手術を避けたい方や全身疾患を有する方、費用を抑えたい方に適しています。
インプラントは、骨量が十分で全身状態が安定しており、長期的な機能回復や審美性を重視する方に適しています。
年齢だけで判断するのではなく、骨の状態、全身疾患、生活スタイル、清掃管理能力などを総合的に評価することが重要です。
ハイブリッド治療という選択肢
少数のインプラントで義歯を安定させる「インプラントオーバーデンチャー」という方法もあります。通常の入れ歯よりも安定性が高く、フルインプラントよりも侵襲や費用を抑えられる現実的な選択肢です。
まとめ
入れ歯は「低侵襲で現実的な選択肢」、インプラントは「機能性と審美性を高次元で回復できる治療」といえます。
どちらが優れているという単純な比較ではなく、患者さまの健康状態や価値観、将来設計に合わせて選択することが重要です。
最終的な判断は、精密検査と十分なカウンセリングを通じて行うことを強くおすすめします。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。









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