子どもの歯ぎしりの原因と対処|成長との関係と受診の目安
最終更新日:2026年04月30日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
子どもの歯ぎしりとは何か
「歯ぎしり(ブラキシズム)」とは、上下の歯を無意識にこすり合わせたり、強く噛みしめたりする習癖を指します。主に睡眠中に生じますが、小児では日中にも認められることがあります。
成人ではストレス関連行動として注目されますが、小児の場合は顎顔面の発育や咬合の適応過程に伴う生理的現象であることが多く、必ずしも病的とは限りません。
小児にみられる歯ぎしりのタイプ
歯ぎしりは運動様式により以下の3型に分類されます。
- グラインディング:歯を左右に擦り合わせる運動。睡眠時に多く、音が大きい
- クレンチング:強い咬合力で噛みしめるが音は出ない
- タッピング:歯を断続的に接触させるリズミカルな運動
多くは一過性で、成長とともに自然軽快します。
小児で目立ちやすい理由
小児の歯ぎしりは以下の要因により顕在化しやすい特徴があります。
- 乳歯はエナメル質が薄く、摩擦音が大きい
- 咬合が未成熟で調整過程にある
- 顎骨の発育に伴う適応運動として出現する
そのため、音の大きさのみで異常と判断する必要はありません。
年齢別の特徴と臨床的意義
0〜2歳(乳歯萌出期)
歯の萌出に伴う感覚刺激や咬合探索による生理的反応が主体です。治療介入は不要で経過観察が基本です。
3〜6歳(乳歯列完成期)
咬合の安定化過程で一時的に増加します。軽度の咬耗は許容範囲ですが、著明な摩耗がある場合は評価が必要です。
学童期以降
心理的要因(ストレス)や習慣化が関与する割合が増加します。クレンチングが主体となり、筋疲労や知覚過敏の原因となることがあります。
主な原因
小児の歯ぎしりは多因子性であり、以下が代表的です。
- 顎顔面の成長および歯の交換
- 心理的ストレス
- 睡眠障害(浅睡眠・口呼吸・無呼吸)
- 咬合異常
- 遺伝的要因
- 生活習慣(カフェイン・糖質過多など)
経過観察でよいケース
以下に該当する場合は基本的に治療不要です。
- 頻度が徐々に減少している
- 咬耗が軽度
- 顎関節症状がない
- 日中の強い食いしばりがない
受診を検討すべきサイン
- 歯の著明な摩耗や破折
- 知覚過敏の出現
- 顎関節の疼痛や開口障害
- 起床時の頭痛・筋疲労
- 日中の持続的なクレンチング
これらは過剰な咬合負荷の指標となります。
歯科での対応
- 咬耗・破折の評価
- 顎関節および咀嚼筋の診査
- 咬合診断
- 必要に応じたナイトガード装着
- 咬合調整や生活指導
咬合異常が関与する場合には矯正治療の適応となることもあります。
予防と生活指導
- 睡眠環境の最適化(光・音・デバイス制限)
- ストレス軽減(親子コミュニケーション)
- 食生活の見直し(カフェイン・糖質制限)
- 口呼吸の改善
まとめ
小児の歯ぎしりは多くの場合、成長に伴う生理的現象であり経過観察が基本です。ただし、歯や顎への負担が疑われる場合には、早期に歯科的評価を行うことが重要です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
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- Webサイト
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- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
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