乳歯が抜けない原因と対処法|歯並びへの影響と受診の目安
最終更新日:2026年05月01日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
はじめに|乳歯が抜けない場合の考え方
乳歯は通常、6歳頃から順次脱落し、12歳前後で永久歯列へ移行します。しかし、乳歯が長期間残存する場合には、正常な交換過程に異常が生じている可能性があります。
適切な評価を行わずに放置すると、歯列や咬合の形成に影響を及ぼすため注意が必要です。
乳歯が抜けないことによる主なリスク
乳歯の残存は以下のような問題を引き起こします。
- 歯列不正(叢生・八重歯)の誘発
- 咬合異常による咀嚼機能の低下
- プラーク停滞によるう蝕・歯周炎リスクの増加
- 永久歯の萌出障害(埋伏歯)
特に、乳歯が残存した状態で永久歯が萌出すると、いわゆる二重歯列(シャークトゥース)となり、審美性・清掃性ともに低下します。
乳歯が抜けない主な原因
歯根吸収不全
通常、永久歯の萌出に伴い乳歯歯根は生理的吸収を受けますが、この過程が不十分な場合、乳歯は動揺せず残存します。
永久歯の位置異常・埋伏
永久歯が正常な萌出経路から逸脱すると、乳歯歯根への刺激が不足し、脱落が遅延します。特に上顎犬歯は埋伏しやすく、外科的開窓および矯正的牽引が必要となることがあります。
先天性欠如
永久歯胚が存在しない場合、乳歯は代替歯がないため長期残存します。第二小臼歯に多く、長期的には補綴または矯正的対応が検討されます。
癒合歯
歯の癒合により歯根形態が複雑化し、吸収が進みにくくなることで自然脱落が遅れます。
う蝕・歯周疾患
乳歯の感染により歯根吸収が不均一となり、正常な交換が妨げられる場合があります。
咬合・機能的要因
開咬や咀嚼刺激の不足により、生理的動揺が生じにくくなることがあります。
年齢別の評価ポイント
5~6歳
前歯部の交換開始時期。動揺が認められない場合でも、個人差の範囲内で経過観察となることが多い。
7~9歳
交換が活発な時期。永久歯の異所萌出や二重歯列が認められる場合は、早期介入を検討。
10歳以降
臼歯部の乳歯が残存する場合、埋伏歯や先天欠如の可能性が高く、画像診断が必須。
思春期以降
乳歯残存は異常所見と考え、補綴・矯正を含めた包括的治療計画が必要。
自宅での対応と受診の判断
軽度の動揺があり痛みを伴わない場合は自然脱落が期待できますが、以下の場合は自己抜歯は避け、歯科受診を優先します。
- 動揺がない
- 強い疼痛・腫脹
- 永久歯の萌出が確認できない
- 出血や感染徴候がある
歯科医院での診断と治療
診断にはパノラマX線が基本となり、必要に応じてCTを併用します。
主な対応は以下の通りです。
- 乳歯抜歯(自然脱落が困難な場合)
- スペース確保(スライスカット、拡大装置)
- 矯正治療(萌出誘導・配列改善)
- 埋伏歯の外科的開窓および牽引
成長期に適切な介入を行うことで、将来的な大規模矯正の回避につながる可能性があります。
まとめ
乳歯の脱落遅延は単なる個人差にとどまらず、永久歯列形成に影響を及ぼす重要なサインです。
異常が疑われる場合には、早期に画像診断を行い、成長段階に応じた適切な対応を選択することが重要です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。









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