舌突出癖とは?原因・影響・治療まで専門的に解説
最終更新日:2026年05月03日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
舌突出癖とは(定義と特徴)
舌突出癖とは、嚥下時や安静時に舌が前方へ突出し、前歯に持続的な圧を加える口腔習癖を指します。英語では「tongue thrust」と呼ばれ、異常嚥下の一形態として位置付けられます。
本来、嚥下時の舌は口蓋に接触し、歯列に過度な力を与えません。しかし本症では前歯部へ力が集中し、開咬や上顎前突などの不正咬合の原因となります。
発現場面と臨床的特徴
舌突出癖は日常生活のさまざまな場面で認められます。
- 発音時:サ行・タ行で舌が前歯間に介入し、構音障害を呈する
- 嚥下時:舌が前方へ押し出され、前歯への圧力が反復する
- 安静時:舌位が低く、口蓋への接触が維持されない
これらは筋機能のアンバランスにより固定化しやすい特徴があります。
発症要因
主な原因は以下の通りです。
乳幼児期の習慣
指しゃぶり、長期のおしゃぶり・哺乳瓶使用により、前方へ舌を押し出す動作が習慣化します。また、口腔機能の発達不全も関与します。
歯列・咬合異常
開咬や前歯部空隙が存在すると、舌がその空隙へ侵入しやすくなり、結果として習癖が強化されます。
放置による影響
舌突出癖は以下の問題を引き起こします。
歯列・咬合異常
開咬、上顎前突、反対咬合、叢生などを誘発し、顎顔面の発育にも影響を及ぼします。
構音障害
舌位異常により気流制御が不十分となり、発音の明瞭性が低下します。
口呼吸の助長
口唇閉鎖不全により口呼吸が習慣化し、口腔乾燥、う蝕・歯周疾患リスクの増加につながります。
発生メカニズム
人は1日約1,500回嚥下を行います。この反復動作の中で、異常な舌運動が継続されると、歯列に持続的な力が加わり不正咬合を形成します。
正常嚥下では舌尖は口蓋に位置しますが、舌突出癖では前歯間に舌が介在し、前方への圧力が加わる点が本質的な違いです。
改善方法
機能訓練
口腔筋機能療法(MFT)により、舌・口唇・頬筋の協調性を回復させ、正常な舌位と嚥下様式を習得させます。
矯正治療
歯列不正を伴う場合は、機能訓練と矯正治療の併用が不可欠です。特に小児では機能的矯正装置が有効です。
年齢別の対応
小児
成長発育を利用した機能改善が可能であり、早期介入により予後は良好です。
成人
習癖が固定化しているため、MFT単独では限界があり、矯正治療や他科連携を含めた包括的対応が必要となります。
まとめ
舌突出癖は単なる癖ではなく、嚥下機能異常と舌位異常に起因する口腔機能障害です。放置すると歯列・発音・呼吸に多面的な影響を及ぼすため、早期診断と機能的アプローチが重要となります。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。









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