口腔カンジダ症とは?原因・症状・治療法・予防まで解説
最終更新日:2026年06月13日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
口腔カンジダ症とは?原因・症状・治療法・予防まで歯科医が解説
口腔カンジダ症とは、口の中に常在するカンジダ菌が異常に増殖し、口腔粘膜に炎症を起こす感染症です。健康な方では発症することは少ないものの、免疫力の低下や口腔内環境の悪化をきっかけに発症することがあります。
舌や頬の内側、口蓋などに白い苔のような付着物(白苔)が現れたり、ヒリヒリとした痛みや味覚異常を伴ったりするのが特徴です。
口腔カンジダ症の原因
カンジダ菌は真菌(カビ)の一種で、多くの人の口腔内に存在する常在菌です。しかし、以下のような要因によって増殖しやすくなります。
免疫力の低下
- 高齢者
- 乳幼児
- がん治療中の方
- HIV感染症の方
- 免疫抑制剤を使用している方
抗生物質やステロイド薬の使用
抗生物質の長期使用により口腔内細菌のバランスが崩れると、カンジダ菌が増殖しやすくなります。また、喘息治療などで使用する吸入ステロイドも発症リスクを高めるため、使用後のうがいが重要です。
入れ歯の使用
清掃不足や適合不良の入れ歯は、カンジダ菌の温床となることがあります。義歯性口内炎の多くにカンジダ菌が関与しています。
口腔乾燥(ドライマウス)
加齢や服用薬の副作用により唾液量が減少すると、口腔内の自浄作用が低下し、カンジダ菌が増殖しやすくなります。
糖尿病
糖尿病では免疫機能が低下しやすく、血糖値の上昇によってカンジダ菌が繁殖しやすい環境になります。
主な症状
白苔(白い苔状の付着物)
舌や頬粘膜、口蓋に白色の膜状病変が現れます。擦ると剥がれ、赤くただれた粘膜が露出することがあります。
粘膜の痛みや違和感
- ヒリヒリする
- ピリピリする
- 食事でしみる
- 会話時に痛む
といった症状がみられます。
味覚異常
味を感じにくくなったり、金属のような味を感じたりすることがあります。
口臭
菌の増殖や炎症により口臭が強くなることがあります。
急性型と慢性型
急性偽膜性カンジダ症
白苔が急速に出現し、比較的短期間で発症します。乳児にみられる鵞口瘡もこのタイプです。
慢性カンジダ症
長期間持続しやすく、赤みや粘膜萎縮が主体となります。義歯性口内炎として現れることも多く、再発しやすい傾向があります。
鵞口瘡(がこうそう)とは
乳児にみられる口腔カンジダ症です。
舌や頬粘膜にミルクかすのような白苔が付着し、授乳を嫌がることがあります。母親の乳頭へ感染が広がる場合もあるため注意が必要です。
診断方法
診断は主に歯科や口腔外科で行います。
視診・問診
- 白苔の状態
- 発症部位
- 痛みの有無
- 基礎疾患
- 薬剤使用歴
などを確認します。
顕微鏡検査・培養検査
病変部から検体を採取し、カンジダ菌の有無や種類を調べます。
鑑別が必要な疾患
口腔カンジダ症と似た症状を示す病気には以下があります。
- 口腔扁平苔癬
- 白板症
- アフタ性口内炎
- 梅毒関連病変
- HIV関連病変
特に白板症は前がん病変である可能性があるため、自己判断は危険です。
治療法
抗真菌薬による治療
口腔カンジダ症の治療は抗真菌薬が基本となります。
ファンギゾンシロップ(アムホテリシンB)
副作用や薬剤相互作用が少なく、比較的安全に使用できます。
フロリードゲル(ミコナゾール)
局所に長時間作用するため効果的ですが、ワルファリンなど一部薬剤との併用禁忌があります。
原因の改善
薬だけでは再発を防げません。
- 入れ歯の清掃
- ドライマウス対策
- 糖尿病の管理
- 口腔清掃の徹底
を同時に行うことが重要です。
放置するとどうなる?
症状が進行すると、
- 食事がしみる
- 味覚障害
- 会話時の痛み
- 栄養状態の低下
など日常生活に支障をきたします。
また免疫力が著しく低下している方では、咽頭や食道へ感染が拡大し、食道カンジダ症や誤嚥性肺炎の原因になることもあります。
予防と再発防止
毎日の口腔ケア
- 丁寧な歯磨き
- 舌清掃
- 適切なうがい
を習慣化しましょう。
入れ歯の管理
- 毎日の洗浄
- 就寝時の取り外し
- 定期的な調整
が重要です。
ドライマウス対策
- 水分補給
- 保湿ジェルの活用
- 唾液腺マッサージ
などを取り入れましょう。
生活習慣の改善
- 十分な睡眠
- バランスの良い食事
- ストレス管理
- 禁煙
も予防に役立ちます。
まとめ
口腔カンジダ症は、免疫力の低下や口腔内環境の悪化によって発症する真菌感染症です。白い苔や口腔内のヒリヒリ感、味覚異常などが主な症状で、高齢者や入れ歯使用者、糖尿病の方に多くみられます。
適切な抗真菌薬による治療と原因への対策を行えば、多くの場合は改善が期待できます。ただし再発しやすい疾患でもあるため、日頃の口腔ケアと定期的な歯科受診が重要です。
白い苔が取れない、口の中がヒリヒリする、入れ歯の下が赤くなっているなどの症状がある場合は、早めに歯科・口腔外科を受診しましょう。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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