歯をぶつけたときの対応|放置NGの症状と歯科治療
最終更新日:2026年06月15日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
歯をぶつけたときの正しい対応|放置してはいけない症状と歯科での治療
転倒やスポーツ、事故などで歯を強くぶつけた場合、見た目には大きな異常がなくても、歯の神経や歯根、歯を支える骨にダメージが及んでいることがあります。
特に前歯は外傷を受けやすく、歯が欠ける、ぐらつく、位置がずれる、歯の色が変わるなどの症状が起こることがあります。歯の外傷では、受傷直後の対応とその後の経過観察が、歯を残せるかどうかに大きく関わります。
歯をぶつけた直後に確認すること
歯をぶつけたときは、まず落ち着いて口の中を確認しましょう。
確認すべきポイントは以下の通りです。
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歯がグラグラしていないか
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歯が欠けたり折れたりしていないか
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歯の位置がずれていないか
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歯ぐきから出血していないか
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噛むと痛みがないか
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歯の色が変わっていないか
これらの症状がある場合、歯根膜、歯髄、歯槽骨などに損傷が起きている可能性があります。痛みが軽くても、自己判断で放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診することが大切です。
家庭でできる応急処置
出血している場合
清潔なガーゼやティッシュを出血部位に当て、5〜10分ほど軽く圧迫します。強くこすったり、何度も確認したりすると出血が長引くことがあります。
出血が止まらない場合や、歯ぐきが大きく裂けている場合は、早急な受診が必要です。
腫れや痛みがある場合
保冷剤を清潔なタオルやハンカチで包み、口の外側から冷やします。氷を直接皮膚や粘膜に当てると、凍傷や刺激の原因になるため避けてください。
歯が抜けてしまった場合
永久歯が完全に抜けた場合は、再植できる可能性があります。歯の根の部分は触らず、歯冠部を持って扱います。
汚れがついている場合でも、根の表面をこすらないでください。牛乳、生理食塩水、歯の保存液などに浸して、できるだけ早く歯科医院を受診します。
抜けた歯は乾燥に弱いため、ティッシュに包んだまま持参するのは避けましょう。再植は時間との勝負であり、可能であれば30分以内の受診が望まれます。
やってはいけない対応
歯をぶつけた後、次のような対応は避けてください。
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グラグラした歯を何度も触る
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無理に歯を元の位置に戻そうとする
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強くうがいをする
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抜けた歯を乾燥させる
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抜けた歯の根をこする
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痛みがないからと放置する
歯の根の周囲には歯根膜という大切な組織があります。誤った対応をすると、歯根膜が傷つき、歯を残せる可能性が下がることがあります。
歯をぶつけたことで起こる主な症状
歯がグラグラしている
歯が動く場合、歯根膜や歯槽骨に損傷が起きている可能性があります。軽度であれば経過観察で改善することもありますが、動揺が強い場合は、隣の歯と固定するスプリント固定が必要になることがあります。
噛むと痛い、歯が浮いた感じがする、数日たっても動揺が改善しない場合は早めの診察が必要です。
歯が欠けた・折れた
歯の一部が欠けることを歯冠破折といいます。小さな欠けであればコンポジットレジンで修復できることがあります。
一方、破折が大きく歯の神経まで達している場合は、根管治療や被せ物が必要になることがあります。見た目の欠けが小さくても、内部に亀裂が入っていることがあるため、レントゲン検査が重要です。
歯が抜けかけている・位置がずれている
歯が浮いている、長く見える、内側や外側にずれている場合は、脱臼または亜脱臼の可能性があります。
この場合、歯を正しい位置に戻し、一定期間固定する治療が必要になることがあります。早期に処置できれば、歯を保存できる可能性が高まります。
歯が完全に抜けた
永久歯が完全に抜けた状態を完全脱臼といいます。保存状態と受診までの時間が予後を大きく左右します。
歯の根を触らず、乾燥させずに保存し、できるだけ早く歯科医院へ持参してください。
歯の色が変わってきた
歯をぶつけた直後は問題がなくても、数週間から数ヶ月、場合によっては数年後に歯が灰色や黒っぽく変色することがあります。
これは歯の神経が壊死しているサインである場合があります。痛みがなくても、根の先に膿がたまる根尖病変を起こすことがあるため、レントゲン検査や歯髄診断が必要です。
前歯をぶつけた場合の注意点
前歯は外傷を受けやすく、見た目にも影響しやすい部位です。歯冠破折、脱臼、歯髄壊死、歯根破折などが起こる可能性があります。
特に前歯の変色は、時間が経ってから現れることがあります。受傷直後に異常が少なくても、数週間後、数ヶ月後の再診が大切です。
奥歯をぶつけた場合の注意点
奥歯の外傷は前歯に比べて目立ちにくいものの、噛む力が強くかかるため、歯根破折や亀裂が進行することがあります。
噛むと痛い、違和感が続く、歯ぐきが腫れるといった症状がある場合は、早めにレントゲン検査を受けましょう。
子どもが乳歯をぶつけた場合
乳歯の外傷では、乳歯そのものだけでなく、その下で成長している永久歯への影響も考える必要があります。
乳歯がぐらつく、傾く、歯ぐきが腫れる、歯が変色するなどの症状がある場合は、歯科医院で確認を受けましょう。
乳歯を強くぶつけると、歯ぐきが内出血で黒っぽく見えることがあります。多くは時間とともに改善しますが、歯の位置がずれている場合や、歯根が折れている場合もあるため注意が必要です。
また、強い外傷では、後続永久歯にエナメル質形成不全、歯の形の異常、萌出位置の異常などが起こることがあります。小児の歯の外傷では、長期的な経過観察が重要です。
歯科医院で行う検査と治療
歯科医院では、外傷の程度に応じて以下のような検査を行います。
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視診
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触診
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打診
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動揺度の確認
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レントゲン検査
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必要に応じた歯髄診断
歯が欠けている場合は、レジン修復や被せ物で対応します。神経が露出している場合や、神経が壊死している場合は、根管治療が必要になることがあります。
歯がぐらついている場合は、スプリント固定を行い、歯の安静を保ちます。完全に抜けた永久歯では、条件が合えば再植を行うことがあります。
歯が変色した場合の治療
外傷後に歯が黒っぽく変色した場合、神経が死んでいる可能性があります。その場合は、まず根管治療を行い、感染源を取り除きます。
変色が気になる場合は、状態に応じてウォーキングブリーチ、ラミネートベニア、セラミッククラウンなどの審美的な治療を検討します。
ただし、見た目だけを改善しても、内部に感染が残っていると再発する可能性があります。まずは歯の中と根の先の状態を確認することが大切です。
歯をぶつけた後に起こる後遺症
歯の外傷では、受傷直後だけでなく、時間が経ってから問題が出ることがあります。
代表的な後遺症には以下があります。
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歯髄壊死
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歯の変色
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根尖病変
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歯根吸収
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歯根破折
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歯の癒着
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歯ぐきの腫れやフィステル
これらは数ヶ月から数年後に発見されることもあります。過去に歯を強くぶつけた経験がある場合は、症状がなくても定期的なレントゲン確認をおすすめします。
すぐに歯科医院を受診すべき症状
次のような症状がある場合は、早急に歯科医院を受診してください。
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歯が抜けた
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歯が大きく欠けた
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歯がグラグラしている
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歯の位置がずれている
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噛むと強く痛む
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出血が止まらない
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歯ぐきや顔が腫れてきた
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歯の色が変わってきた
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歯ぐきから膿が出る
特に永久歯が抜けた場合は、受診までの時間が予後に大きく影響します。
学校や保育園で歯をぶつけた場合
学校や保育園で歯をぶつけた場合は、まず歯科医院を受診し、診断を受けましょう。
学校管理下のけがでは、日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度や、園・学校で加入している保険の対象となる場合があります。
受診時には、いつ、どこで、どのようにぶつけたのかをできるだけ詳しく伝えてください。診断書や領収書が必要になることもあるため、学校や園にも確認しておくと安心です。
まとめ
歯をぶつけたときは、痛みや見た目だけで判断してはいけません。歯の神経や根、骨の中でダメージが進行していることがあります。
歯が欠けた、ぐらつく、位置がずれた、抜けた、変色してきたという場合は、早めの歯科受診が必要です。
また、受傷直後に問題が少なくても、数ヶ月から数年後に神経の壊死や根尖病変が見つかることがあります。歯の外傷では、初期対応と長期的な経過観察が歯を守るために非常に重要です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
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(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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