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歯周病はキスでうつる?家族感染・母子感染のリスクと予防

最終更新日:2026年08月02日

医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)

歯周病はキスでうつる?家族感染・母子感染のリスクと予防 ニュース画像1

歯周病はうつる?感染の仕組みと歯科での考え方

「歯周病は人にうつるの?」という疑問を持つ方は少なくありません。

結論から言うと、**歯周病の原因となる細菌は唾液を介して他の人へ移行する可能性があります。**そのため、歯周病は細菌感染症の一つと考えられています。

 

ただし、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症のように短期間で発症する感染症とは異なり、歯周病は原因菌が口腔内に定着し、時間をかけて炎症が進行する慢性疾患です。細菌が移行しただけで発症するわけではなく、口腔内環境や全身状態など複数の要因が関係します。

 

歯周病が感染症と考えられる理由

歯周病は、歯の表面に形成される**バイオフィルム(プラーク)**の中で増殖した細菌によって引き起こされます。

特に、以下の歯周病原細菌は発症や進行に深く関与しています。

主な歯周病原細菌

  • Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)
    歯周病の主要な原因菌であり、強い炎症反応や歯周組織の破壊に関与します。
  • Tannerella forsythia(T. forsythia)
    慢性歯周炎で高頻度に検出され、重度歯周病との関連が報告されています。
  • Aggregatibacter actinomycetemcomitans(A. actinomycetemcomitans)
    若年性(侵襲性)歯周炎との関連が知られ、白血球に障害を与える毒素を産生します。

 

これらの細菌は唾液中にも存在するため、口腔接触によって他者へ移行する可能性があります。

 

遺伝と感染は別の要素

歯周病の発症には、「体質」と「細菌感染」の両方が関係しています。

遺伝的要因(体質)

  • 免疫応答の個人差
  • 炎症が起こりやすい体質
  • 歯並びや顎の形態による清掃のしやすさ

感染要因(細菌)

  • 唾液を介した歯周病菌の移行
  • 繰り返し接触することで細菌が口腔内へ定着

 

つまり、体質は遺伝的な要素が関係し、歯周病菌は接触によって伝播する可能性があるという異なる要素が組み合わさって歯周病は発症します。

 

歯周病菌はどのように感染する?

歯周病菌は、日常生活の中で唾液を介して移行することがあります。

主な感染経路

  • キスなどの口腔接触
  • 食器・コップ・箸の共用
  • スプーンやフォークの共有
  • 歯ブラシの接触・共有

 

一度の接触だけで感染・発症する可能性は高くありませんが、繰り返し唾液が接触することで細菌が定着しやすくなると考えられています。

 

母子感染・家族内感染に注意

生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には細菌がほとんど存在しておらず、その後、家族との生活の中で口腔内細菌叢(マイクロバイオーム)が形成されていきます。

そのため、歯周病菌も家族から伝播する可能性があります。

注意したい習慣

  • 食べ物の口移し
  • スプーンや箸の共有
  • おしゃぶりを保護者の口で洗うこと

 

こうした習慣を避けることに加え、保護者自身が歯周病を予防・治療しておくことが、お子さんのお口の健康につながります。

 

歯周病が進行すると感染源になりやすい

歯周病が進行すると、口腔内の歯周病菌が増加し、周囲へ細菌を伝播する可能性も高くなります。

主な臨床所見

  • プラークの大量付着
  • 歯石(縁上歯石・縁下歯石)の沈着
  • 歯ぐきの発赤・腫れ・出血
  • 歯の動揺や位置の変化
  • 歯肉退縮や歯根露出

 

これらは、歯周病菌が増殖しやすい環境になっているサインでもあります。

 

治療によって感染リスクは低下する

歯周基本治療や継続的なメインテナンスを行うことで、口腔内の細菌数は大きく減少します。

治療後に期待できる変化

  • プラークコントロールの改善
  • 歯石除去による清潔な歯面の維持
  • 歯ぐきの炎症や出血の改善
  • 健康で引き締まった歯ぐきへの回復

歯周病菌が減少することで、家族やパートナーへ細菌が移行するリスクも低下すると考えられています。

 

感染リスクを高める要因

同じ歯周病菌が口腔内に存在しても、すべての人が歯周病を発症するわけではありません。

発症・進行には次のような危険因子が関係します。

  • 不十分なブラッシング
  • 喫煙
  • 糖尿病
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 遺伝的感受性

特に糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼすことが知られており、全身の健康管理も重要です。

 

歯周病をうつさない・うつらないための予防法

歯周病は、適切なセルフケアと歯科医院での継続的な管理によって予防・コントロールできる疾患です。

セルフケア

  • 歯と歯ぐきの境目を意識したブラッシング
  • デンタルフロス・歯間ブラシの併用
  • 舌の清掃による細菌量のコントロール

補助的な口腔ケア

  • 抗菌成分(IPMPなど)配合歯磨き剤の使用
  • CPCやクロルヘキシジンなどを配合した洗口液の活用(歯科医師・歯科衛生士の指導のもと使用)

歯科医院でのケア

  • 定期的な歯周検査
  • スケーリング・ルートプレーニング
  • PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
  • 歯周病の早期発見・早期治療

 

ご自身だけでなく、ご家族やパートナーも含めてお口の健康を管理することが、歯周病菌の伝播を防ぎ、将来のお口の健康を守ることにつながります。

基本情報

事業所名
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
ふりがな
いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
代表者名
深沢 一
ふりがな
ふかさわ はじめ
営業時間
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30
定休日
第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
電話番号
03-3676-1058
Webサイト
所在地
〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F
アクセス
都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。

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