根管充填とは?根管治療で行う目的・材料・治療後の痛み
最終更新日:2026年08月20日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
根管充填(根充)とは?
根管充填とは、根管治療によって清掃・消毒した根管内に、ガッタパーチャやシーラーなどの材料を充填する処置です。「根充(こんじゅう)」とも呼ばれます。
歯の内部には、神経や血管などが通る「根管」という細い空間があります。深いむし歯などによって歯髄が感染・壊死した場合は、感染した組織を取り除き、根管内を洗浄・消毒します。
その後、清掃した根管内を材料で封鎖するのが根管充填です。
なぜ根管充填が必要なの?
根管は細く複雑な構造をしているため、治療によってすべての細菌を完全に除去することは困難です。
そこで、清掃・消毒した根管内を充填材料で封鎖し、残存する細菌が活動できる空間や、新たな細菌の侵入経路をできるだけ減らします。
ただし、根管充填だけで再感染を防げるわけではありません。
根管充填後に行う詰め物や被せ物によって、歯の上部から細菌が侵入するのを防ぐことも重要です。
根管治療から根管充填までの流れ
① 根管内を清掃・洗浄する
まず、むし歯などによって感染・壊死した歯髄や感染物質を取り除きます。
ファイルと呼ばれる細い器具や洗浄液を使用し、根管内の細菌や感染物質をできる限り減らしていきます。
② 根管の長さを確認して形成する
根管治療では、治療する範囲を適切に把握することが大切です。
電気的根管長測定器やX線撮影などを用いて根管の長さを確認し、ファイルを使用して清掃・洗浄や根管充填を行いやすい状態に整えます。
③ 根管充填を行う
根管内の清掃・洗浄が行われ、充填できる状態になったら、ガッタパーチャやシーラーなどを使用して根管を封鎖します。
大切なのは、単に「材料を根の先まで入れること」ではありません。根管内の感染を適切にコントロールし、必要な範囲を充填することが重要です。
④ 詰め物や被せ物で修復する
根管充填後は、歯の状態に応じて土台を作り、詰め物や被せ物などによる最終的な修復を行います。
根管治療を受けた歯は、むし歯や過去の治療によって歯質が失われていることが多いため、残っている歯質や噛み合わせを考慮して修復方法を選択します。
適切な修復によって歯を保護するとともに、歯冠側からの細菌の侵入を防ぐことも大切です。
根管充填に使用する主な材料
ガッタパーチャ
ガッタパーチャは、根管充填で広く使用されている材料です。
根管の形態に合わせて充填し、一般的にはシーラーと組み合わせて使用します。
根管充填用シーラー
シーラーは、ガッタパーチャと根管壁の間などを補い、封鎖性を高めるために使用します。
さまざまな種類があり、近年ではバイオセラミック系のシーラーも使用されています。
MTAセメントは根管充填材とは用途が異なる
MTAは、生体親和性や封鎖性などに優れた歯科材料ですが、一般的な根管充填でガッタパーチャと同じように使用する材料とは用途が異なります。
症例に応じて、
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根管穿孔部の封鎖
-
根未完成歯の根尖部への処置
-
歯髄保存療法
-
歯根端切除術における逆根管充填
などに使用されることがあります。
使用する材料は、歯の状態や治療方法によって異なります。
根管充填後に痛みが出ることはある?
根管充填後、一時的に歯が浮いたように感じたり、噛んだときに違和感や軽い痛みが出たりすることがあります。
根の先の周囲組織が刺激を受けることなどが原因で、時間の経過とともに軽減する場合があります。
ただし、
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強い痛みが続く
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痛みが悪化している
-
歯ぐきが大きく腫れる
-
膿が出る
-
発熱などを伴う
といった場合は、治療を受けた歯科医院へ相談しましょう。
根管治療後に再感染することはある?
適切に根管治療と根管充填を行っても、すべての歯で良好な経過が得られるとは限りません。
再び問題が生じる原因として、
-
根管内に感染が残っている
-
見つけにくい根管がある
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根管の形態が複雑である
-
詰め物や被せ物から細菌が侵入する
-
歯根に亀裂や破折がある
などが考えられます。
そのため、根管充填後のX線写真だけで治療の成功・失敗を判断することはできません。
根管充填後のX線写真では何を見る?
根管充填後は、必要に応じてX線撮影を行い、
-
根管充填材が適切な範囲に入っているか
-
大きな空隙がないか
-
根の先に異常な所見がないか
-
治療前にあった病変がどのように変化しているか
などを確認します。
根の先に炎症があった場合でも、感染が適切にコントロールされると、時間の経過とともにX線写真の黒い部分(透過像)が縮小することがあります。
ただし、X線写真だけで治癒を判断するのではなく、痛みや腫れなどの症状、歯の状態、画像の経時的な変化を総合して評価します。
根管治療を成功させるために大切なこと
根管治療では、根管充填だけでなく、治療全体を適切に行うことが重要です。
主なポイントは、
-
根管内の感染源をできる限り減らす
-
根管内を適切に洗浄・形成する
-
適切な根管充填を行う
-
詰め物や被せ物で細菌の侵入を防ぐ
-
必要に応じて治療後の経過を確認する
ことです。
根の先に炎症があった場合は、骨の修復に時間がかかることもあるため、定期的な経過観察が必要になる場合があります。
まとめ
根管充填は、根管治療で清掃・消毒した根管内に、ガッタパーチャやシーラーなどの材料を充填する処置です。
根管内を封鎖し、残っている細菌の活動や新たな細菌の侵入を抑えることを目的としています。
根管治療の成否は、「充填材料が根の先まで入っているか」だけで決まるものではありません。
根管内の感染コントロールから根管充填、その後の詰め物・被せ物まで、一連の治療を適切に行うことが重要です。
治療後の強い痛みや腫れが続く場合や、治療した歯に違和感がある場合は、歯科医院で状態を確認してもらいましょう。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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