オトガイ神経麻痺とは?下唇・あご先のしびれの原因と治療
最終更新日:2026年09月02日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
オトガイ神経麻痺とは?下唇・あご先のしびれの原因と回復の可能性
「親知らずを抜いたあとから下唇がしびれる」
「インプラント治療後、あご先の感覚がおかしい」
「このしびれは元に戻るの?」
下唇やあご先の感覚異常には、オトガイ神経が関係していることがあります。
オトガイ神経が圧迫や刺激、損傷を受けると、しびれや感覚の鈍さ、ピリピリとした違和感などが生じることがあります。
この記事では、オトガイ神経麻痺の原因・症状・検査・治療・回復の見通しについてわかりやすく解説します。
オトガイ神経とは?
オトガイ神経は、下あごの中を走る下歯槽神経から分かれる感覚神経です。
下歯槽神経は下顎骨内の下顎管を通り、前方にある「オトガイ孔」から骨の外へ出てオトガイ神経となります。
主に、
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下唇
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あご先
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周囲の皮膚
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一部の歯ぐき
などの感覚を伝えています。
運動神経ではないため、障害されても通常は口や唇そのものが動かなくなるわけではありません。ただし、触覚や痛覚、温度感覚などに異常が生じることがあります。
オトガイ神経麻痺の症状
オトガイ神経麻痺とは、オトガイ神経の機能が低下し、下唇やあご先に知覚異常が生じた状態です。
完全に感覚がなくなるとは限らず、
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下唇やあご先がしびれる
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感覚が鈍い
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ピリピリ・ジンジンする
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触った感じが左右で違う
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チクチクした痛みがある
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熱さ・冷たさを感じにくい
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食事中に唇を噛みやすい
など、症状の現れ方には個人差があります。
見た目には異常がなくても、患者さん本人には強い違和感として感じられることがあります。
オトガイ神経麻痺の主な原因
親知らずの抜歯
下顎の親知らずの根が下歯槽神経に近い場合、抜歯時の刺激や術後の腫れなどによって知覚異常が生じることがあります。
神経との位置関係によってリスクが異なるため、必要に応じて歯科用CTで立体的に確認することが重要です。
インプラント治療
下顎のインプラント治療では、インプラント体やドリリングが下顎管やオトガイ孔付近の神経に影響すると、しびれが生じる可能性があります。
そのため、術前にCTで骨の形態や神経の位置を確認し、安全性を考慮して埋入位置や長さを計画します。
外傷・顎の手術
転倒や交通事故による下顎骨の外傷・骨折、顎変形症に対する骨切り術などでも、神経に影響が及ぶことがあります。
腫瘍・嚢胞など
頻度は高くありませんが、顎骨内の腫瘍や嚢胞などが神経を圧迫し、しびれを起こすことがあります。
歯科治療を受けていないのに突然しびれが生じた場合は、原因を確認するための診察が重要です。
オトガイ神経麻痺は回復する?
回復の可能性は、神経がどの程度影響を受けているかによって異なります。
軽度の圧迫や一時的な神経障害であれば、数週間から数か月かけて徐々に改善することがあります。
一方、神経への損傷が大きい場合には、回復に長期間を要したり、知覚異常が残ったりする可能性もあります。
そのため、「しびれているから治らない」「時間がたてば必ず治る」と一概には判断できません。
特に歯科治療直後から明らかな感覚異常が生じた場合は、漫然と様子を見るのではなく、早期に原因と神経障害の程度を確認することが大切です。
どのような検査を行う?
診察では、症状が始まった時期や範囲、程度、治療歴などを確認します。
さらに、触覚・痛覚などの知覚検査を行い、必要に応じてパノラマX線や歯科用CTを使用します。
CTでは、下顎管やオトガイ孔と、親知らず・インプラント・顎骨内の病変などとの位置関係を立体的に確認できます。
オトガイ神経麻痺の治療
治療方法は、原因や神経障害の程度によって異なります。
軽度の場合には、知覚の変化を記録しながら経過を観察することがあります。また、症状や状態に応じて薬物療法などが検討されます。
一方、インプラントなどによる神経への圧迫が疑われる場合には、早期の対応が必要となることがあります。
重度の神経損傷では、専門医療機関で神経減圧術、神経縫合術、神経移植術などの外科的治療が検討される場合もあります。
すべての患者さんに手術が必要なわけではなく、原因・症状・経過を総合して判断します。
しびれがあるときの注意点
感覚が低下している部分は、けがややけどに気づきにくくなります。
熱い飲食物によるやけどや、食事中に下唇を噛むことに注意してください。
また、しびれている範囲や感覚の変化を記録しておくと、回復の程度を評価する際に役立ちます。
早めに受診したほうがよいケース
次のような場合は、歯科・歯科口腔外科などへの早めの相談をおすすめします。
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抜歯やインプラント治療後からしびれが続いている
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しびれの範囲が広がっている
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感覚がほとんどない
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強い痛みや腫れを伴う
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外傷後にしびれが生じた
-
歯科治療を受けていないのに突然しびれた
原因によっては、早期の診断・対応がその後の治療方針に影響することがあります。
よくある質問
Q. オトガイ神経麻痺は自然に治りますか?
軽度の神経障害では、時間とともに改善することがあります。ただし、回復までの期間や程度は神経障害の状態によって異なります。
Q. ビタミンB12を飲めば治りますか?
ビタミンB12製剤などが使用される場合がありますが、服用すれば必ず神経が回復するというものではありません。まず原因と神経障害の程度を確認することが重要です。
Q. CT検査は必要ですか?
すべてのケースで必要とは限りませんが、親知らずやインプラント、顎骨内の病変と神経との位置関係を確認する際には、歯科用CTが有用です。
まとめ
オトガイ神経麻痺は、下唇やあご先にしびれ・感覚低下・ピリピリした違和感などが生じる知覚障害です。
親知らずの抜歯やインプラント治療、外傷、顎の手術などが原因となるほか、まれに顎骨内の病変が関係していることもあります。
軽度の神経障害では徐々に改善する場合がありますが、回復の程度や期間は原因と損傷の程度によって異なります。
しびれが続く、悪化する、治療を受けていないのに突然しびれたといった場合には、自己判断で様子を見続けず、早めに歯科・歯科口腔外科へ相談しましょう。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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