CGFとは?自分の血液を活用した歯科の再生療法
最終更新日:2026年09月03日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
CGFとは?自分の血液を活用した歯科の再生療法
「インプラント手術後の腫れや痛みが心配」
「抜歯後の傷をできるだけ順調に治したい」
「インプラントをしたいけれど、骨が少ないと言われた」
このような場合に、治療の選択肢の一つとなるのが**CGF(Concentrated Growth Factors:濃縮成長因子)**です。
CGFは、患者さん自身の血液から作製する自己血液由来のフィブリン製剤です。血液に含まれる血小板や成長因子などを利用し、傷口の保護や組織が治癒する環境づくりをサポートします。
歯科では、インプラント治療や骨造成、抜歯、歯周外科などに応用されています。
CGFとは?
CGFは、採取した血液を専用の遠心分離機にかけて作製します。
遠心分離によって得られるフィブリンゲルには、血小板や白血球、各種成長因子などが含まれています。
患者さん自身の血液を使用するため、他人由来の血液製剤と比べて免疫反応や感染症伝播のリスクを抑えられることが特徴です。
ただし、CGFを使用すれば必ず骨が再生する、傷が早く治るというものではありません。治療部位や全身状態などを考慮して適応を判断します。
CGFはどのように作る?
CGFは、基本的に治療当日に院内で作製します。
① 採血
腕から必要量の血液を採取します。
② 遠心分離
採取した血液を専用の遠心分離機で処理します。
③ CGFを取り出す
遠心分離によって血液が層に分かれ、その中からフィブリンゲルを取り出します。
④ 治療部位へ使用
CGFを抜歯窩や骨造成部位などへ使用します。症例によっては人工骨と組み合わせます。
細胞培養を行う治療ではないため、採血から使用までを治療当日に行うことができます。
CGFが治癒をサポートする仕組み
CGFの特徴は、血液から形成されたフィブリンの立体的な網目構造です。
このフィブリンが治療部位を覆う足場となり、そこに含まれる血小板や成長因子などが組織修復に関わります。
そのためCGFは、骨を直接「作る」材料というより、患者さん自身の治癒機能が働きやすい環境を整える補助材料と考えると分かりやすいでしょう。
CGFが使われる主な歯科治療
インプラント・骨造成(GBR)
インプラントを支える骨が不足している場合、人工骨などを用いた骨造成を行うことがあります。
CGFを人工骨と組み合わせ、骨形成に適した環境づくりを目的として使用することがあります。
サイナスリフト
上顎の奥歯は、上顎洞との位置関係によってインプラントを埋入するための骨の高さが不足することがあります。
その場合に行われる治療の一つが**サイナスリフト(上顎洞底挙上術)**です。
上顎洞粘膜を慎重に挙上し、できたスペースに骨補填材を填入します。その際、症例によってCGFを併用します。
骨の状態やインプラントの初期固定が得られるかによって、骨造成とインプラント埋入を同時に行う場合と、骨の治癒を待ってからインプラントを埋入する場合があります。
抜歯後
親知らずなどの抜歯後にCGFを抜歯窩へ使用し、
-
傷口の保護
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止血の補助
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軟組織の治癒環境の改善
などを目的とすることがあります。
術後の痛みや腫れ、治癒期間には個人差があります。
歯周組織再生療法
歯周病によって歯を支える骨が失われた症例では、歯周外科治療の際にCGFと骨補填材を併用する場合があります。
歯肉を剥離して感染組織を除去し、必要に応じて骨欠損部へ骨補填材などを使用します。
CGFと人工骨を併用する理由
CGFと人工骨は役割が異なります。
人工骨(骨補填材)
骨が形成されるためのスペースや足場を確保します。
CGF
フィブリンや血液由来成分によって、治療部位の治癒環境を整えることを目的に使用します。
骨造成では、骨の不足量や欠損形態などに応じて両者を組み合わせることがあります。
CGFのメリット
CGFには主に次の特徴があります。
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自己血液由来である
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原則として抗凝固剤などを加えずに作製できる
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治療当日に作製・使用できる
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傷口を覆うフィブリン材料として利用できる
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インプラント、骨造成、抜歯、歯周外科などに応用できる
特に、自分自身の血液を利用できることはCGFの大きな特徴です。
CGFの注意点
CGFはすべての患者さん、すべての症例に必要な治療ではありません。
血液疾患や貧血などがある方、血液を固まりにくくする薬を服用している方、全身状態に問題がある方などでは、使用について慎重な判断が必要になる場合があります。
服用中のお薬を自己判断で中止せず、治療前に歯科医師へ必ずお伝えください。必要に応じて医科の主治医と連携して治療方針を決定します。
CGFとPRP・PRFの違い
患者さん自身の血液を利用する方法には、CGFのほかにPRPやPRFなどがあります。
| 種類 | 主な特徴 |
|---|---|
| PRP | 血小板を濃縮した血漿を利用 |
| PRF | フィブリンを主体とした自己血液由来材料 |
| CGF | 遠心条件を調整して作製する比較的強固なフィブリンゲル |
名称や作製方法だけで優劣が決まるわけではなく、治療目的や症例に応じて選択することが重要です。
費用
CGFを用いた治療は、治療内容によって**自由診療(保険適用外)**となります。
当院での費用については、治療前にご説明します。
よくある質問
CGFの作製は痛いですか?
CGFそのものを作製することで痛みが生じるわけではありませんが、通常の採血と同様に針を刺す際の痛みがあります。
CGFを使えば骨は必ず増えますか?
必ず骨が形成されるわけではありません。骨欠損の大きさや全身状態、喫煙、感染の有無など、さまざまな条件が治療結果に影響します。
インプラント以外にも使えますか?
はい。抜歯後や骨造成、歯周外科などに使用することがあります。ただし、適応は症例ごとに判断します。
まとめ
CGFは、患者さん自身の血液から作製するフィブリン製剤です。
インプラントや骨造成、サイナスリフト、抜歯、歯周外科などで、傷口の保護や組織が治癒しやすい環境づくりを目的として使用されます。
一方、CGFは「使用すれば必ず骨が増える」「必ず腫れや痛みが少なくなる」という治療ではありません。大切なのは、CT検査や口腔内診査によって骨や歯ぐきの状態を確認し、その症例にCGFを使用するメリットがあるかを適切に判断することです。
「インプラントをしたいけれど骨が少ないと言われた」「自分の血液を活用した治療について知りたい」という方は、まず歯科医師にご相談ください。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
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