歯石取りで血だらけに?歯ぐきから出血する原因
最終更新日:2026年09月10日
医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
(篠崎町7丁目)
歯石取りで血だらけになるのはなぜ?出血と歯周病の関係
「歯石を取ったら口の中が血だらけになった」
「歯ぐきを傷つけられたのでは?」
「こんなに血が出ても大丈夫?」
歯石取りのあとに出血すると、不安になる方も多いでしょう。
しかし、多くの場合、出血の主な原因は歯石取りそのものではなく、歯肉炎や歯周病によって歯ぐきに炎症が起きていることです。
健康な歯ぐきは、歯磨きや歯石取りなどの刺激で簡単に出血しません。一方、炎症のある歯ぐきは毛細血管が拡張し、組織がもろくなっているため、わずかな刺激でも出血しやすくなります。
この記事では、歯石取りで出血する理由や歯周病との関係、治療後の注意点について解説します。
歯石取りで出血するのは普通?
歯ぐきに炎症がある場合、歯石取りの際に少量の出血がみられることは珍しくありません。
歯石の周囲にはプラーク(歯垢)が付着しやすく、細菌による炎症が続いています。炎症を起こした歯ぐきは赤く腫れ、毛細血管も刺激に弱くなっています。
そのため、スケーラーなどの器具が触れるだけでも出血することがあります。
つまり、歯石が出血しているのではなく、その周囲の炎症を起こした歯ぐきから出血しているのです。
うがいをした際に水が真っ赤になって驚くことがありますが、少量の血液でも唾液や水に混ざると多く見えます。
多くは短時間で治まりますが、出血が長く続く、量が増える、強い腫れ・痛み・発熱などを伴う場合は歯科医院へ連絡してください。
出血は歯周病のサイン?
歯ぐきからの出血は、歯周病を評価する重要なサインの一つです。
歯周病検査では歯周ポケットの深さだけでなく、**BOP(Bleeding on Probing:プロービング時出血)**も確認します。
歯周ポケットを測定した際に出血する部位では、歯ぐきの内部に炎症が残っている可能性があります。
健康な歯ぐき
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淡いピンク色で引き締まっている
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腫れが少ない
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ブラッシングで出血しにくい
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歯周ポケットがおおむね1~3mm
炎症のある歯ぐき
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赤く腫れている
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ブラッシングで出血する
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歯石取りで出血しやすい
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歯周ポケットが深くなることがある
歯石取りで毎回出血する場合は、「体質だから」と考えず、歯肉炎や歯周病が残っていないか確認することが大切です。
黒い歯石は特に出血しやすい
歯石には、歯ぐきより上に付着する歯肉縁上歯石と、歯周ポケット内に付着する歯肉縁下歯石があります。
歯肉縁上歯石は黄白色~灰白色を呈することが多いのに対し、歯肉縁下歯石は血液由来の色素などを取り込んで黒褐色になることがあります。
いわゆる「黒い歯石」は歯ぐきの中に隠れているため、自分では確認できないことも少なくありません。
歯肉縁下歯石が付着している部位では歯周炎を伴っていることが多く、除去する際に出血しやすくなります。
歯石取りで歯ぐきを傷つけたの?
出血すると「器具で歯ぐきを傷つけられたのでは?」と心配になるかもしれません。
適切な歯石除去でも、炎症が強い歯ぐきでは出血することがあります。これは炎症によって組織が弱くなっているためです。
また、歯石を除去して炎症が改善すると、腫れていた歯ぐきが引き締まるため、
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歯が長く見える
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歯と歯の間が広がったように感じる
ことがあります。
これは歯を削ったためではなく、腫れていた歯ぐきが本来の状態へ近づいたことで起こる変化です。
出血しやすい人の特徴
特に出血しやすいのは、歯肉炎・歯周病がある方や、長期間歯石を取っていない方です。
また、セルフケアが不十分な場合や、喫煙、糖尿病なども歯周病の状態に影響します。
抗凝固薬・抗血小板薬などを服用している方では、処置後の出血が長引くことがあります。薬を自己判断で中止せず、服用している薬を事前に歯科医師へ伝えてください。
歯周病治療は段階的に進めます
歯石を取るだけで歯周病治療が終わるわけではありません。
まず、
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歯周ポケットやBOP、歯槽骨などを検査
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ブラッシング・フロス・歯間ブラシによるプラークコントロール
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歯ぐきより上の歯石を除去
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歯周組織を再評価
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必要に応じて歯肉縁下の歯石を除去
という流れで進めます。
歯周ポケット内に硬く付着した歯石が残っている場合には、**SRP(スケーリング・ルートプレーニング)**を行います。深い部位では、痛みを抑えるため局所麻酔を使用することもあります。
歯石とプラークを減らし、毎日のセルフケアを改善すると、歯ぐきの赤みや腫れが治まり、出血も徐々に少なくなっていきます。
歯石取り後の注意点
処置後に出血がある場合は、強いうがいを繰り返さないようにしましょう。
出血が気になる場合は、清潔なガーゼで5~10分程度やさしく圧迫します。
処置当日は、
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激しい運動を控える
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飲酒を控える
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喫煙を避ける
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熱い飲食物を控える
なども意識してください。
一方、**出血を怖がって歯磨きを中止する必要はありません。**プラークが増えると炎症が悪化するため、処置部位を強くこすらないよう注意しながら、やさしく清掃を続けましょう。
血が止まらない場合は?
歯石取り後の出血は通常、一時的なものです。
ただし、
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圧迫しても出血が続く
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出血量が増えてくる
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大きな血の塊が繰り返し出る
-
強い痛みや腫れがある
-
発熱や膿がみられる
といった場合は、早めに歯科医院へ連絡してください。
抗凝固薬・抗血小板薬を服用している方や、出血しやすい病気のある方も、出血が続く場合は早めの相談が安心です。
歯石取りのゴールは「出血しない健康な歯ぐき」
歯石取りで出血したからといって、歯石取りを避けることはおすすめできません。
むしろ出血は、歯ぐきに炎症が残っていることを知らせるサインの場合があります。
歯石やプラークを除去し、毎日の歯磨き・デンタルフロス・歯間ブラシを継続することで、歯ぐきの炎症は徐々に改善します。
大切なのは「歯石取りで血が出たかどうか」ではなく、歯周病の原因を取り除き、出血しにくい健康な歯ぐきを維持することです。
定期的な歯周病検査とメンテナンスを続け、大切な歯を守っていきましょう。
よくある質問
歯石取りで毎回血が出ます。異常ですか?
毎回出血する場合は、歯ぐきに炎症が残っている可能性があります。歯周病検査を受け、セルフケアも見直しましょう。
血が出るなら歯石取りをしない方がいいですか?
いいえ。炎症の原因となるプラークや歯石を放置すると、歯周病が進行する可能性があります。
歯石取りをすると歯が削れますか?
適切に行われる通常のスケーリングで、健康な歯を意図的に削ることはありません。歯石を除去したあとに歯が長くなったように見えることがありますが、歯石や歯ぐきの腫れがなくなったために感じることがあります。
次回も同じように出血しますか?
炎症が改善すれば、歯石取りやブラッシング時の出血は減っていくことが期待できます。定期的なメンテナンスと毎日のプラークコントロールが重要です。
基本情報
- 事業所名
- 医療法人社団スマイル会 ふかさわ歯科クリニック篠崎
- ふりがな
- いりょうほうじんしゃだんすまいるかい ふかさわしかくりにっくしのざき
- 代表者名
- 深沢 一
- ふりがな
- ふかさわ はじめ
- 営業時間
-
(月~金)9:00 〜 13:00 14:30 〜 19:30
(土)8:00 〜 13:00 14:00 〜 18:00
(日)8:00 〜 13:00 14:00 〜 17:30 - 定休日
- 第三金曜日の午前中は院内研修のため休診です。
- 電話番号
- 03-3676-1058
- Webサイト
- https://2525.biz/
- 所在地
- 〒133-0061
江戸川区篠崎町7丁目 27-23-ISIビル千葉銀行3F - アクセス
- 都営新宿線篠崎駅南口徒歩1分です。ローターリー前の千葉銀行が1階にあるビルの3階です。京成バス、都営バスなら都営新宿線篠崎駅南口バス停下車し、徒歩1分です。








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