昭和44年、江戸川区一之江の地で産声を上げた「共英」は、まさに江戸川のまちとともに歩んできた企業です。創業以来50年以上、道路工事・建設機械の提供を中心にインフラの整備に携わり、やがて地域の高齢化に呼応する形で介護福祉分野へも事業を拡げ、地元に暮らす人々の「日常」に深く寄り添ってきました。
私たちの拠点は、すべて江戸川区を中心に構えています。瑞江にある営業所や、江戸川にあるサービス付き高齢者向け住宅、そして一之江の介護拠点など、すべての事業所が「地元の方々の声が聞こえる距離」にあります。それこそが、私たち共英の最大の強みであり、誇りでもあります。
「困ったときに頼れる存在でありたい」——。それは建設業であっても、介護サービスであっても、共通して私たちが大切にしてきた姿勢です。
地域に根差すというのは、単にそこに会社があるということではありません。地元の方々の暮らしを見つめ、変化に気づき、必要とされるサービスを考え続けること。ときには地域の方々と一緒に汗をかきながら、課題解決に向けた取り組みを地道に積み重ねていくこと。それが、私たちが定義する「地域密着型企業」のあり方です。
共英という企業の歩みと現在、そしてこれから江戸川区で果たしたい役割についてご紹介いたします。すべては「地域のために」という想いを胸に、地元・江戸川への感謝と決意を込めて、お伝えしてまいります。
創業からの歩みと地域との関わり
共英の歴史は、江戸川区一之江にて、創業者・荒井敏彦が個人事業として建設機械の貸出業を始めた1969年に遡ります。高度経済成長期、都市インフラの整備が急務とされる中、共英はその波の中にあって、地元の建設現場を支える黒子として着実に実績を積み上げていきました。
1971年に法人化され、「共英商事株式会社」として新たな一歩を踏み出します。江戸川区は住宅地と商業地が混在し、都市化の進展とともにさまざまな社会課題も浮かび上がってくる地域。共英は、地域の課題に向き合いながら、施工品質の向上、安全管理の徹底、そして何よりも「信頼される対応力」を武器にして、公共事業やインフラ整備にも数多く関わるようになりました。
昭和から平成、そして令和へと時代が移る中で、共英は単なる建設関連企業にとどまらず、地域に根差した「総合生活支援企業」へと歩みを進めていきます。その転機の一つが、2000年代初頭にスタートした介護・福祉事業でした。
介護保険制度が始まり、超高齢社会への備えが求められる中、「地元に住み慣れた場所で、安心して暮らし続けられる環境を整えたい」という強い想いのもと、介護事業部門を立ち上げたのです。介護に関してはまったくの未経験からのスタートでしたが、「地域の声に応える」という原点を忘れることなく、福祉用具のレンタル・販売、住宅改修、デイサービス、居宅介護支援事業所など、少しずつ体制を整えてきました。
このように共英の歴史は、江戸川というまちと共にあり、その時々の地域課題に真摯に向き合う中で形づくられてきたのです。
多角化する事業と地域ニーズへの対応
現在、共英の事業は大きく分けて「建設・土木関連事業」と「介護・福祉関連事業」の二本柱に加え、「プロモーション支援事業」なども展開する形で、多角的に広がりを見せています。いずれも共通するのは、「地域に必要とされる存在であり続ける」という信念です。
介護・福祉関連事業では、地域の高齢化が進むなか、「こんなサービスがあったら助かる」「もう少しこうしてくれたら」というご利用者やそのご家族の声に真摯に向き合ってきました。
また近年では、高齢者が安心して住める「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の運営も開始しました。自宅では不安があるけれど、施設には入りたくない——。そんなご本人の思いに応える選択肢の一つとして、地域密着型のサ高住は大きな反響を呼んでいます。
さらに2020年代以降は、外国人観光客向けに飲食店を紹介・送客するプロモーション支援や、英語対応のSNS運用代行、動画制作といった「情報発信事業」もスタートしました。これも「地域の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい」という想いから生まれたサービスです。
共英は、「この地域にあったら嬉しい」そんなニーズを敏感に汲み取り、小回りの利く体制でスピーディに対応していく企業として、今日も変化し続けています。
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