無理に運動なんてしなくてもいい その1
最終更新日:2023年05月17日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
「ほんの40年程前までは、わざわざお金を払ってわざわざカロリーの無い食べ物を選択して買う時代が来るなんて想像もつかなかっただろう」と以前にも書いた事がありますが、それはどういうことなのかを人類学、生物学、博物学の立場から詳細に検証した興味深い本を読みました。
『 運動の神話 上 』ダニエル・E・リーバーマン 早川書房
『・・・私の五世代前の先祖に向かって、一日の大部分を椅子に座って過ごし、怠惰な生活を埋め合わせるためにお金っを払ってジムに行き、同じ場所に留まることを強いるマシンに乗って汗をかき、疲労して不快に感じていると告げたら、頭がおかしいか愚か者だと思われるのがオチだろう』
現代のエクササイズ=運動の一般的な定義は「健康やフィットネスのための自発的な身体運動」ということになっていますが、それこそそれはここ40年の新しい生活様式です。
健康のために運動をするということ自体、狩猟採集や農耕にいそしんでいた私たちの祖先にはありえないことです。
そして現代は「健康のために運動する」ということに我々も全く違和感がないように、運動=体にいいこと、になっています。
『私たちの先祖はトレッドミルの不条理さに加えて、運動が商業化、産業化、何より医療化されていることに面食らうに違いない。』
つまり、楽しい、もしくは体を動かしたくて運動している人はそれでいいのですが、それ以外の多くの人が体重管理のためや体脂肪のためなど病気の予防、老化予防を金科玉条として掲げられ運動しかないと錯覚させられるのです。
結果として【スポーツクラブは続かないのか】(2023.4.2UP)でも書きましたが、サブスクでトータルとして高いお金を払って運動しているのです。
ウォーキング、ジョギングなど運動の多くは本来無料(特に江戸川区は願っても無いいい環境)なのですが企業はそこに上手におしゃれな特別な場所、手軽な運動の場所として課金するよう仕向けます。
健康になりたいならフィットネスクラブという風潮ですが、運動しなければ健康になれない、健康は無いのでしょうか。
実は極端でさえなければ、ごく普通の生活さえしていれば運動が足りないということはまずないと言っていいのです。
それよりも重要なのはその「生活、活動状態に見合った食生活をしているか」ということなのです。
つまり、体重超過の現代人の多くは結果として長い時間をかけて体重を脂肪を増やす地道な努力をしてきているということなのです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
月、火、水、金、土曜日 9:00~18:00
日曜日 午前のみ
祝祭日 午後のみ(12:00~18:00)
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)
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