ミスターチルドレンの詩からの考察

最近の世の中の変化の大きさやスピードはとてつもなく巨大で早いと言う感じがします。
半年先の環境がどのようになっているのかをイメージするのが大変です。
その変化に一生懸命についていこうとして私たちはニュースや新聞、書籍またはセミナーなどに参加したりと触覚を研ぎ澄まし対応しています。
そんな中、ふと外部に振り回されている自分を感じたことはないでしょうか。
私はミスターチルドレンの歌が大好きでよく聞きます。
その中で「イノセント・ワールド」という曲があり、その詩の中で「さまざまな角度から物事を見ていたら、自分を見失っていた」という部分があり、とても共鳴します。
あまりにも外ばかり気にして外に合わせていくと自分がなくなるというのはとてもよくわかります。
それを仕事だからと割り切れるのか、それともそれは自分ではないと他の道を探すのか。
それではそもそも「自分」とは何なのでしょうか。
掴めそうで掴めない実体が在りそうで無さそうなものではないでしょうか。
それを何とか見てみようとアプローチしたものが昔から世界中で研究されてきた占星学などなのでしょう。
私は心理的なものが好きで「心理占星学」というものを少しかじっています。
今はよくテレビなどで今日の占いということで「何座の方は・・」と盛んにやっていますが、その占星学をスイスの心理学者のＣ・Ｇ・ユングの提唱している「意識」「無意識」を占星学とリンクさせて研究しています。
巷で言う「おひつじ座の人」と言うのはバースチャート（生まれた瞬間の星の配置図）での太陽がおひつじ座にある人の意味ですが、自分はおひつじ座だからこのような性格と単純に考えてしまうと、その性格に違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。
実は心理占星学的には人はすべての星座を心の中に持っていてそれが意識の中にあり活性化されているのか無意識の中に埋没していて活性されていないのかとみています。
人から見るととても地味な性格に見えるけれども実はとても男性的な性格だったとか。
これはこの世に生れ落ちた瞬間の東の地平線にある星座の波動をこの世での始めての呼吸でからだにコピーされてそれが人生に大きな影響を持つと解釈しています。
それを「ペルソナ＝仮面」と呼び、人からみた「あなた」になるわけです。
この「ペルソナ」の星座と太陽のある星座が異なることは多くありますので、自分自身も太陽の星座の一般的言われている性格に違和感があり、「ペルソナ」としての星座の性格の方がしっくりいくという場合も多いですし、逆に自分が無意識に「ペルソナ」の星座の性格になりきろうとして「自我」としての太陽のある星座の性格とのギャップにストレスを感じてしまう人もいます。
自分のバースチャートをみる機会がありましたら、いままでに感じたことのない自分を感じ取れるかもしれません。