陰陽から考える「冷え」

湯船に浸かるとすぐのぼせてしまうのでシャワーにしていると話をよく聞きます。
これは下半身が冷えていてすぐ上半身に血流が集まってしまうと考えられています。
東洋医学では「陰陽論」がベースになっています。
自然界がすべて陰と陽のエネルギーによって成り立っていると考えられており陰陽のバランスが崩れると害が出てきます。
天は上空に冷たい陰気が集まれば雨や雪となって地面に落ちます、そして太陽の強い陽気で地面の水は水蒸気となって天に上がります。
これは人も同じで、よく「頭寒足熱」といって頭に冷たい陰気が上り、足に暖かい陽気が集まれば常に健康でいられると言うことですが、腎臓が冷えると陰気が弱くなって下ろすことが出来なくなるので常に上半身に陽気が溜まり、上半身はのぼせて下半身は冷えている状態になるので肩こりや頭痛がおこります。
この状態になるとからだがパワー不足になり常にイライラしたりします。
しかし常にこの状態だとこれが普通だと思ってしまうので特に改善しようと考えることはしません。
ですから自分は湯船に浸かるとすぐにのぼせるなと感じる方は下半身が冷えていることが考えられますので、まず内臓を温める食生活をとるようにして、直接冷気が当たるところには長時間いないようにしましょう。