ギャンブル依存症は病気
最終更新日:2024年03月27日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
ギャンブルで借金が膨れ上がりその借金の返済のために暴露系ユーチューバーとなり、執行猶予付き有罪判決を受けた元参議院議員のガーシーこと東谷義和氏。
彼の父親も普通の高校教師だったのですが先生の位が上がる過程で夜学の先生になり、昼間の空いた時間でパチンコを覚えたところからパチンコ依存症になり借金が膨れ上がって闇金に追い込まれ自死をしてしまったということをインタビューで話していました。
それから間を置かず、大谷翔平選手の通訳というだけでツケが効いて違法賭博に6億8千万の負債。胴元には泳がされていましたが捜査の手が入りジエンド。これもギャンブル依存症です。
報道によるとアメリカで寿司職人をしていた彼の父親は以前彼をカジノのディーラーになるための学校に行かせようとしていたと書かれていました。どういう意図があったのかはわかりませんがギャンブル嗜好のつながりを感じてしまいます。
多くに人にとっては数ある娯楽の中の一つであり、一見無害に見えるギャンブルですがある一部の人にとっては精神衛生上の機能障害を引き起こす可能性を有しているのです。
ギャンブル依存症は「精神疾患の分類と診断の手引き」において物質関連および嗜好障害の中で“非物質関連依存症”として概念化されています。
つまりアルコールやニコチンなどの薬物ではなくその特有の行為に対してその個人特有の脳内の反応によって興奮状態や気分が高揚した状態になり結果的に借金、破産、家庭崩壊、うつ、自殺など深刻な状況をもたらしかねないということです。
不安や気分障害など精神疾患を含む精神衛生上の問題の既往歴がある人はギャンブル依存症になりやすく、また物質使用障害者および既往がある場合もリスクが特に高いという報告もあります。
では、いったいギャンブル依存症に対する対策としてはどういったものが考えられるでしょうか。
依存症対策として考えられるのはやはり薬物依存症と同様の対策が大枠では有効であると考えます。
それはサプライリダクション(供給低減)とデマンドリダクション(需要低減)という二つの戦略です。
前者は、たばこやアルコールをなかなか買えないようにする、薬物の取り締まりを強化するなどです。わが国では幸い(?)お役所(国営、公営)しかギャンブルが運営できない仕組みになっていますが、「愚か者への税金」と言われる宝くじをはじめ、ネットによる参加が進み売り上げは年々増えているため規制はあるやなしやといったところです。
後者はたばこやアルコールの広告を規制しその気にさせない、啓蒙教育活動など興味関心を持つ人や依存者を減らすことや薬物からの回復支援や治療介入などです。
普通の人間は使える範囲のお金が無くなったらそこで終わりなので、ごく普通の通訳のすぐ近くにいつもスーパースターがいた特殊な今回の例は参考になりません。
しかしやはりそうなってしまう人には、ギャンブルをしたくなってしまう心、そしてそこで異常に神経伝達物質が出てしまうといういわゆる「ギャンブル依存スイッチ」のような暴走してしまう不安定な精神的特性を持っているような気がするのです。
そのためにも日々において心が凪いでいること、すなわち「精神的に安定していること」というのは何にもまして重要なことなのです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
月、火、水、金、土曜日 9:00~18:00
日曜日 午前のみ
祝祭日 午後のみ(12:00~18:00)
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)
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