大きなお世話なムック本
最終更新日:2024年06月07日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
『60歳を過ぎたらやめて幸せになれる100のこと』(宝島社)というムック本をとある場所で手に取りました。
「老後の不安につけこむ保険はやめる」など至極まっとうな項目もありました。「失うものが多いのでやってはいけない熟年離婚」なども。
熟年離婚がダメなのは経済的ゆとり、自宅を失うから、とのことです。そういう問題か?
その幸せになれる100の中の一つに「鍼灸、マッサージはやめよう」というのがあり吃驚しました。その理由として効果はなく気休めだ、と。思わず二度見、いや三度見してしまいました。
100個にこだわるばかりに言うに事欠いて「効果がないからやめよう」ってどの口が言ってんだと。
少なくともこれを書いた人は、いい鍼灸治療院に行ったことがないか、いい治療家の鍼灸治療を受けたことがないに違いありません。
もしくは勉強不足(いわゆるコタツ記事)に違いない。もっというと微妙な感覚、その違いも感じられない人なのかもしれません。
後日Amazonで検索してみたところ、2021年に出されたムック本シリーズのようで「60歳過ぎたら始めて人生が楽しくなる100のこと」なども出ていますがこの、僕が見た「やめて幸せになる100」の評価が高いのです。
Amazonの評価の74%が星4つ以上でこれにも驚きました。608件という評価の数にも驚きました。
結局こういう雑誌を読み、かつ高い評価をする“やめたいけどやめられないモヤモヤを抱える層”というのがそこそこ存在するのだということなのでしょうか。
日常的にテレビを見る層に、マツコのような中性的で歯に衣を着せぬ発言をする存在が女性に人気がある理由が解るような気がします。
本能的に単独で自分の道を行くオス(男性)がマツコに魅力を感じないのと同じ理由で。ちなみにこの雑誌の場合では表紙と特集は中尾ミエでした。
年賀状をやめるとか義理の親族との付き合いをどうのとか断捨離に関しての反論はないのですが「健康」のカテゴリーでの健康への執着を手放すというのはどうなのでしょうか。
いや、言い方でしょう、心身の健康は人生の基礎ですから人間ドック、定期健診など当然のことでしょう。体のあら探しって言いますがそれが健診、検診ってものです。
無農薬、無添加にこだわる人は人それぞれで個人の好み考えなのだからいいじゃないですか。
本人が水にこだわるならウォーターサーバーだっていいじゃないですか。割高なのは承知でしょう。
ジム通いだって好きならいいじゃないですか、本人の勝手です。サプリメントだって患者さんにも聞かれますが「いいと思ったらいいんじゃないですか自己責任で」です。
こんな雑誌を手に取ったのは大腸内視鏡の順番待ちの中待合エリアの10分程度の時間でした。使い捨ての穴あきパンツをはいて患者着を着てこのムック本です。
60歳を過ぎても定期検査は基本です。女性ならまだ30年以上ありますから。自分の信念がないと心地よいふわっとした言葉、言いっ放しの耳当たりのいい言葉にもてあそばれてしまいます。
自分の頭で考えるようにしましょう。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
月、火、水、金、土曜日 9:00~18:00
日曜日 午前のみ
祝祭日 午後のみ(12:00~18:00)
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)
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