デジタルデトックスを考える その1
最終更新日:2024年09月23日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
前回は、テレビを本気で見る年代、層の危険さを述べましたが、ではテレビを見ない層はどうなのでしょうか。
そういったテレビを見る層をある意味引き気味で見ている若年層やテレビを見ない層ですが、実はこれと同じようなことがスマホによっても引き起こされているのではないでしょうか。
ほんの少しの時間があるだけで気になってしまい知らず知らずのうちに常に履歴によって提供された受け身の情報によって自分で考えて自ら情報を得ているつもりが送り手によってコントロールされているということでは結果はテレビと似たようなものかもしれません。
AIによって自分用に選別された興味あるであろうニュース、コンテンツに満たされている
ということです。
これはある意味心地いいのかもしれませんが、コンテンツによっては自分で考え情報を取捨選択する思考や技術が衰えることに気付かないままそれが日常になり時が過ぎて固定化されてしまいます。
テレビを大衆迎合の偏った情報でオワコンだと笑っている人もまたスマホ、パソコンの向こう側のAIや膨大なSNSなどのネガティブな情報にある側面ではコントロールされているのかもしれません。
デジタルデトックスという言葉があります。
いつでもどこでも手軽に手に入る情報は、いたずらに興味をそそるだけ欲望を刺激するだけのどうでもいい話題、ニュースにあふれています。
そこから一定の距離をとって自分の心、精神状態を落ち着いた穏やかな状態で過ごす工夫が大切ではないかと思います。
患者さんによっては治療中にベッドの下の脱衣かごの中からSNSの着信音が何度も鳴ったり、ブルブルしているのがわかります。
それだけ小一時間の間でも外部からの刺激が加わり続けているのです。
枕元(手元)までスマホを持ってきて着信があるとチェックしている人もいました。
その人は常連さんでたまたまリモートワーク中に治療に来ていたのでこの時はしょうがなかったのかもしれませんが、これでは正直なところ治療効果はかなり落ちるだろうと思いました。
何しろ日常のストレスフルな状態、交感神経が亢進した状態を可能な限り無にして心身共に弛緩させることで痛みや辛さを取り除こう、軽減しようとするのも鍼灸治療の目的なのですから。
昭和の人間の私から見れば少しの時間があればすぐスマホを手に取る人が多いのには驚くばかりです。
電車でもかなり多くの人が、歩いていても、自転車に乗っていてもスマホを見ている人が結構いるのです。人と会っていてもお互いが無言でスマホを見ています。
そこまで少しの時間を惜しむように何を見る必要があるのでしょうか。
もちろん一言にスマホを見るといっても勉強のためだったり仕事のためだったりという場合も多くあるので一概に否定するわけではありません。
しかし起きてから寝るまでのほとんどの時間を他人の発言、不安や興味をあおるニュースに反応し、また自分の発信に対する周りの反応を気にしていることの蓄積が身体(特に脳)に与える深刻な負担に気付いていないのではないかと思わずにはいられないのです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
月、火、水、金、土曜日 9:00~18:00
日曜日 午前のみ
祝祭日 午後のみ(12:00~18:00)
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)
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