耳鳴に治療法はないのか
最終更新日:2025年07月08日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
前回の「みうらじゅん的考え方」で彼が一連の「老いるショック!」で自分の耳鳴を耳ゼミと滑稽に変換して対応しているというのを書きました。
流れに逆らうのは不自然だししんどいが、逆に「老けづくり」をする、老いと向き合い老いを2割増しの風貌で歩んでいる方が潔くてかっこいいのではないかという逆張りの思想です。
髪を不自然な色に染めるよりも却って染めない方がステキなように。
人が必ず歳をとって老いてゆくのは避けられないのだからすべて受け入れるしかない、身体の不調もすべて受け入れることさえ出来れば不満さえもなくなるだろう、と考えられれば簡単なのですがそうはいきません。
確かに総論で言ってしまえばそうなのですがそれではそもそも論として私のこの仕事の存在理由も否定することになってしまいます。
しかもすべての不調、不具合が「老いるショック!」と受け入れるしか選択肢がないという訳ではありません。
例えば白内障の手術などはみうらじゅんも2年前に受けたと言っていましたが水晶体(眼のレンズ部分)は代替が可能な最もポピュラーなパーツの一つです(年間170万件)。
膝の関節も人工関節への全置換がより安全に正確にできるようになり、よく行われる手術になりました(年間10万件)。
この様に代替可能なパーツも医学の進歩とともに増えているのですが当然ですが体全体で考えるとそれはほんの少しに過ぎずやはりまだまだなのです。
耳に関しては突発的な難聴、めまいを伴うものなら薬で対応できますが耳鳴だけの場合はそもそも症状であって疾患ではないので(現代医学では)対症療法の限界があります。
また、難聴を伴う耳鳴でも中枢性の聴神経腫瘍などもまれにあるので経過にあわせた注意が必要です。
鍼灸院で扱う耳鳴のほとんどの場合は40~50歳代頃から少しずつ一時的(数秒から一分程度の)耳鳴や持続的な耳閉感を経験していて、少しずつかすかなノイズ、耳鳴を意識し始め時間経過とともに頻度、強度が増してゆくといった慢性的経過が一般的です。
それとともに聴力も少しずつ低下していきますが少しずつの変化なので聴力に関しての自覚症状は感じにくいことが多いのです。
若い人と生活、仕事をしていたりすると気付かされるというのは正常な聴力の人という比較対象があるからです。
こういった、みうらじゅんの言うところの「耳ゼミ」的な耳鳴の相談は時々あります。
患者さんもメインの症状が少し緩和されると別の細かい不調も提示してくることは鍼灸院ではよくあることです。
鍼灸治療は主訴を消失、軽減することを目的としているのですが同時にそれは気を整える、全身を調整する作業に等しいのでそれに対応することはあながち全く別の治療というわけではないのです。
具体的にはみうらじゅん的耳鳴(聴力の低下がみられない無難聴性耳鳴)の治療ですがこういう場合では頚部の筋緊張や顎運動で出現したり変調することがあるので頭頚部の反応点を探します。
反応点がある場合はそこへの鍼治療によって改善しますが反応点が検出できなかった症例では治療成績は約半数程度に下がります。
また耳鳴症例の3分の1程度に精神症状、うつ症状がみられ鍼灸治療ではうつの改善とともに耳鳴も改善することを意識しています。
耳鳴が気になって訴える人は実際は耳鳴を感じている人の少数であり、“我慢できない耳鳴患者”として耳鳴を受容できないということからも全身的な治療からアプローチしていくことが重要と考えています。
この手の耳鳴は鍼灸治療を行っても症状が変化しないことも少なくないのですが、難聴の前兆として起こることも多いので虚証、実証つまり腎の衰え(加齢、疲れ)か肝火(怒り、ストレス)など患者さんの状況に応じてそれぞれ対応しているという感じです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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