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鍼灸治療のエビデンスはあるのか

最終更新日:2025年09月09日

こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)

鍼灸治療のエビデンスはあるのか ニュース画像2

前回ではエビデンスつまり根拠(に基づいた医療=EBM)について「エビデンスがある」といってもその信頼度によって一括りにするのは乱暴であり、その反面、細かく掘ってみると結構怪しいものも少なくないのだということを書きました。

 

 

現代医療レベルではほとんど多くの部分をEBMによって確立してきているのですが、では東洋医学、特に鍼灸治療の効果に関しての評価はどうなのでしょうか。

 

 

個人的には2010年にかなり批判的なサイモン・シンの『代替医療のトリック』という本が出て「やれやれ」という感じでしたが、その以前から評価を上げるのは厳しいのではないかという考えを持っています。

 

 

単純に言うとエビデンスレベルの高いシステマティックレビュー(≒精度の高い論文)を求めることが厳しいであろうからです。

 

 

“システマティックレビュー”とは明確に作られた課題に対して適切な研究をしてその結果を収集、評価を行うことで作成する論評、報告を言います。

 

 

その論文を根拠に基づく結論へ統合的に要約する作業が“メタ解析”と言えばいいでしょうか(ともにEBMには重要なのです)。

 

 

2000~2020年の20年間に出された鍼灸治療のシステマティックレビューはさすがに中国が多く40%、米、英、韓で計35%です。

 

 

内容は64%がランダム化比較試験(RCT)残りが観察研究となっています。

 

 

エビデンスレベルの低さに戻りますがこれは鍼灸治療の特性上施術者一人一人の知識、経験、技術に差があるのは事実で、また刺激量も効果も微妙なため効果の確認も再現性の確認も難しいということです。

 

 

医師が本物と偽薬を医師本人も患者側も知らされないまま投与して効果のデータを取るのとは全く違う環境があり、その標準化や統合的な評価が難しいのです。

 

 

近年の鍼治療のシステマティックレビューにおけるエビデンスの確実性と質は「痛み」に関しても「メンタル」に関しても、「確実性が低い」または「非常に低い」となっています。そりゃそうだろうなとしか言いようがありません。

 

 

診療ガイドラインの中で鍼灸治療を推している「ガイドライン推奨度 A(行うよう勧められる)」のは脳卒中ガイドライン(2021)の「疼痛」のみです。うつがB(行うことは妥当である)。

 

 

頭痛診療ガイドライン(2021)の片頭痛の予防と急性期で各B、線維筋痛症診療ガイドラインでは疼痛とその他で各B。

 

 

がんのリハビリテーションガイドライン(2013)で末期がん患者に対し即時的と長期的な疼痛緩和効果で各B1。

 

 

機能性消化管疾患診療ガイドライン〈過敏性腸症候群=IBS〉(2020)で弱い推奨、顔面神経麻痺診療ガイドライン(2023)で弱い推奨、といった程度です。

 

 

ちなみに腰痛診療ガイドライン(2019)に鍼灸治療の位置づけに明確な推奨度は示されていませんでした。医療全体でこの程度なのです。

 

 

しかし、鎮痛をはじめとして筋緊張緩和、循環改善、抗炎症、神経調節(ニューロモジュレーション)、リラクゼーションなどで明らかに効果があることは施術者、患者さんも認めるところです。

 

 

それこそ長すぎるくらいに長い鍼灸治療の歴史がそれを証明してくれています。

 

 

再三述べている様に二重盲検やランダム比較など可能なのかという疑問があるのですが、ガイドラインに収載されずとも多くの大学病院やがんセンターなどで治療が行われています。

 

 

そこでは疼痛や治療後の様々な痛み、緩和ケア、そして様々な現代医学の手の届きづらい愁訴に対しても鍼灸治療が行われています。

 

 

有効な治療法がない症状、訴え(アンメットニーズ)に対して多くの患者さんの受け皿になっているのだと鍼灸師の一人として自負を持っています。

 

 

そして事実、鍼灸師が開業し、患者さんの愁訴を東洋医学的なアプローチ(心身全体を見ること)で解決しようとする視点はまさにプライマリケアや“総合診療科”的なコンセプトに通じているものだと思っています。

 

 

参照:『鍼灸医療の適応疾患とエビデンスの現状』松浦悠人 2021.7.21 鍼灸治療セミナー

 

基本情報

事業所名
こんや鍼灸治療室
ふりがな
こんや はりきゅう いん
代表者名
鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
ふりがな
こんや りょうへい
営業時間
平日、土、日祝日   9:00~18:00         


予約は1時間前までにお願いいたします
定休日
 木曜日 

 

 






 
電話番号
03-3636-0050
Webサイト
問い合わせ
所在地
〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19
アクセス
 平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分 

 小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば

 ☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)

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