アレルギーと汗をかく運動
最終更新日:2026年01月31日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
鍼灸治療に来る患者さんは主訴といえば腰痛、首肩や背中の凝りを訴えることが多いのですが、単にそれだけを訴える症例は比較的少ないのです。
現代医学では今でこそ内科の窓口的な19番目の診療科である総合診療科が認識されつつありますが、基本的には内科(その中でも循環器、呼吸器、消化器などあり)、整形外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、精神科など細かく区分されています。
しかし東洋医学では心も体も一つとして考え寒熱、虚実、陰陽、表裏で表現し「証」を考えるので判断材料として訴えは多い方が却って理解しやすかったりするのです。
患者さんにしても不具合が一つなどという事はあまりなく、喘息で血圧が高く腰が痛い(主訴は腰痛)とか鼻炎が続き肩が凝って冷えて睡眠不足(主訴は肩凝り)とかいった訴え方が当たり前でより普通かと思います。
そしてその中でも主訴ではないところで結構苦労していることが少なくないのです。
その代表的なものにアレルギー的な症状があります。
一口にアレルギー的と書きましたが正確にはもともと外敵の侵入を防御していた自己免疫が、問題のないアレルゲンに過度に反応してしまうことで日常生活に不具合が出てしまう症状ということになります。
一部の化学物質などを除いてこの何十年かの、人体にとってはあまりにも急速に変化した清潔で快適な生活環境に体のシステムが対応しきれていないとも考えることができると思います。
そんな中でもそれが発症する人としない人の違いは何なのでしょうか。
前提として体質があります。特に幼少期にぜん息やアトピー性皮膚炎の既往があった人は中高年期にかけて再びそういった症状が再燃してくる傾向があります。
性繁殖期では基本的には男女とも体力が充実していることもあるのでしょうが、こういった過剰な免疫症状は抑制される傾向にあるのではないかと考えています。
「アレルギーと汗をかく程度の運動」との関連に気付いたのは患者さんが訴える腰痛や自律神経症状など主訴のほかに皮膚症状や花粉症、好酸球性副鼻腔炎など訴える患者さんに限って寒さを訴える、寒がる傾向が強いというのを感じたからです。
「肺は皮毛を司る」つまり呼吸器が皮膚を管理統括、支配しているという東洋医学の考え方があります。
喘息気質のある患者さんはその不調が皮膚の状態として出やすく、不調な時こそ呼吸器のバリア機能、皮膚のバリア機能、防御機能も低下するのでより寒く感じたり痒く感じたりするのではないかと考えていました。
またこのような患者さん(特に40~70歳代女性)の印象として体を動かすこと、特に汗をかくような運動を嫌う傾向がありました。
現代社会は至る所で冷暖房で適温にコントロールされていますし、移動にしても季節に関係なくほとんど汗をかくことなく快適に移動することができます。
その様な自然本来の刺激や揺さぶりに対応しなくても過ごせてしまう生活環境の繰り返しのなかで今まで長い間をかけて厳しい環境に適応し種を繋ぎ生き残るために身に付けてきた様々な身体の防御機能が行き場をなくした結果、本来無害の類似の信号で誤作動をしているというのは以前から指摘されているとおりです。
薬物治療が手っ取り早いのですが、根本的であり持続可能で且つ自助努力で対応できる日常生活の改善として汗をかくことを提案します。
お風呂やサウナもいいのですが、そこはインターバル速歩などまずは“自ら体を動かすこと”によって少し汗ばむような負荷をかける何かを生活の中に取り入れることで体調の変化の様子を観察していただきたいと思うのです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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