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原発不明がんの怖さ

最終更新日:2026年02月18日

こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)

原発不明がんの怖さ ニュース画像1

『結婚して38年、付き合っていた時代から数えると40年以上の間、お互い病気やけがで入院したこともなければ、3日と寝込んだこともない。二人とも毎年の人間ドッグは欠かしたことは無く、保雄にいたっては少しでも具合が悪いと、すぐに近所の医者に行き原因を突き止めるのがあたりまえのことであった。入院するような初めての大病が、まさか今生の別れになるとは、ほんの数か月前まで想像もしていなかったのだ』 ~「見えない死神」 東えりか著 集英社

 

 

製薬会社を経て都立駒込病院で抗がん剤などの新薬のデータ管理を仕事としている御主人がスポーツクラブでの運動後突然腹痛で動けなくなります。

 

 

症状は腸閉塞でしたが原因がわからす、状態が改善しないまま2か月半も経過し腹水からがん細胞が見つかります。

 

 

しかしいくら検査をしても発生元が判りません。そこで勤務先である駒込病院にセカンドオピニオンを求めます。

 

 

そこでの診断は、やはりデータからは原発が判らないので、“原発不明の腹膜播種”とされます。

 

 

駒込病院に転院し抗がん剤治療をしますがそれも耐えられなくなり中止し緩和ケアへの移行を提案され、本人は自宅へ帰ることを切望します。

 

 

この時期、2022年10月~翌1月はコロナ禍で思うような面会が出来ずご主人も著者も更に辛い思いをします。

 

 

そこから、移動中も危険かもしれないと予想されましたが自宅へ帰り、気に入った服を着て好きな音楽を流し友人たちに会い、最後の18日間を過ごしています。

 

 

この本は以前に読んだ『透析を止めた日』(2025年6月20日UP「透析患者の終末期」)の背景、内容と共通する部分が多くあります。

 

 

原発が判らないと対症療法以外何も治療ができないのか、片や人工透析そのものが非常に辛いのになぜ緩和ケアが使えないのか等々の疑問、憤りです。

 

 

本書ではまず、「どこかに相談できる窓口はないのか」という基本的な疑問をあげています。「最先端治療が見つかったという本や記事が溢れている現代」でも「希少がん難治がんと診断された患者、家族のどうにもならないあの不安」。

 

 

どちらの本も前半は辛い症状の進行ややるせない憤りと別れが書かれていますが、後半は医療介護それぞれの持ち場で活躍されているプロフェッショナルを取材して感謝とリスペクトで振り返っています。

 

 

患者、家族のフォローとその的確な仕事ぶりなど「人が死ぬことに慣れている」からこその冷静沈着な判断と行動ということでしょう。

 

 

最終章では当事者になるまでわからないことなのですが希少がんの現状やサポートの広がりについて広く紹介してくれています。

 

 

前半は突然の災難に「哀しみを怒りに変換して」「なぜ3か月も原因がわからなかったのかという行き場のない怒りにくすぶっていた」のですが時間が経過した後半では「因果な病気」になってしまった「説明を受けてみれば納得せざるを得ない」と冷静に受け入れています。

 

 

亡くなった当初の「私にもっとできることがあったのではないか」という思いは多かれ少なかれ残る感情だと思うのですが、とりわけ本書のような急に発症しコロナで会えずに5か月での別れは特にその後悔の念にさいなまれるのだと思います。

 

 

しかも、この2組の夫婦とも仲がいいのです。子供を持たなかったというのも多少関係があるのかもしれませんが、そのパートナーへの純粋な気持ちも著作へのモチベーションになっていると感じました。

 

 

自宅に戻りたいと望んだ患者に住み慣れた家で最期を迎えさせてあげることに最大の力を注いで見送った著者は、最後の180日間を受け入れ昇華している様に思いました。

 

 

2024~25年の経済評論家の森永卓郎さんの闘病で原発不明がんを知っている方も多いと思いますが、これも希少がんの一種です。

 

 

希少がんの定義は年間10万人当たり6例未満の少ないがんということです。しかし希少がんは種類が多く200~300種ぐらいあって全部足すと全がん患者の20%を占めるということで決して他人事ではないことがわかります。

 

 

こういった本を読むたびに現代医療の隙間に苦しむ患者さん、ご家族の体験をつぶさに知ることができる貴重さとがん治療(早期発見)の果てることのない戦いを感じずにはいられません。

 

 

基本情報

事業所名
こんや鍼灸治療室
ふりがな
こんや はりきゅう いん
代表者名
鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
ふりがな
こんや りょうへい
営業時間
平日、土、日祝日   9:00~18:00         


予約は1時間前までにお願いいたします
定休日
 木曜日 

 

 






 
電話番号
03-3636-0050
Webサイト
問い合わせ
所在地
〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19
アクセス
 平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分 

 小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば

 ☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)

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