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難儀な帯状疱疹後神経痛

最終更新日:2026年03月26日

こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)

難儀な帯状疱疹後神経痛 ニュース画像1

前回は帯状疱疹の初期症状が湿疹が出るまでなかなか気付けず対応が遅れがちにあることを書きました。

 

 

その帯状疱疹ですが予防ワクチンが65歳からの定期接種に指定されています。

 

 

それは急性期の皮膚症状や痛みが辛いのもそうなのですが、2~4週間で水疱、皮膚症状がおさまった後も刺すような神経痛が長期に渡って残る帯状疱疹後神経痛(PHN)が日常生活の質を低下させる厄介な後遺症でもあるからともいえます。

 

 

PHNを訴える患者さんは以前ほど多くはありません。それは予防接種はもちろんのこと抗ヘルペス帯状疱疹ウィルス薬(2020年パラシクロビルや2017年1日1回のアメナメビルなど)が普及したことが大きいと考えます。

 

 

また、発症後3ヶ月以上経っても残る痛みとされるPHNに対してもペインクリニックが普及して痛みのコントロールに対して選択肢が拡がったこともあるでしょう。

 

 

しかし、痛みの辛さや強弱は本人独自のものであるためPHNの境界も結局あいまいなものにならざるを得ません。

 

 

ということで来院理由のメインではありませんが、治療の目的の一つとしてPHNを訴える患者さんも何人かいました。

 

 

鍼灸治療としては痛みが残って出ているその部位には直接触らず痛みの出ている皮膚を支配している脊椎の高さを判断してその近傍に鍼、そして局所には灸治療をするというのが基本的な私の治療です。

 

 

デルマトームと言いますが日本語でいうと皮膚分節というのですが発疹の出現している場所から脊髄のどこの神経から発症しているかが分かります。

 

 

これは薬物治療のみで治癒する場合はそれほど重要ではありませんが、PHNに移行してしまった場合ではとても重要になります。

 

 

それはブロック注射をそこに打つという理由からです。ブロック注射のように麻酔薬を注入するわけではありませんが鍼灸治療も基本的な考え方は同じだと思います。

 

 

デルマトームとは単一脊髄神経の皮膚面への分布領域を示したものです。

 

 

しかし治療をするときに疱疹の帯が一つや二つのデルマトームに納まりきらないことが時折あり発症している神経節の位置決定に悩むことがありました。 

 

 

そこで参考になったのが東京医科大名誉教授の伊藤樹史先生(ペインクリニック)の研究で、600人の帯状疱疹の帯状の領域の観察から作成された新しいデルマトームです。

 

 

それによると例えば第5、6胸髄神経(T5、6)に発症した場合、疱疹は2、3椎体分下方のT7~9の高さにも認められるということです。 

 

 

そこから治療も広めのデルマトームを想定することに納得ができ、また内臓(自律神経)ー体制反射を意識して対応するようになりました。 

 

 

例えば前回取り上げた肩凝りと鎖骨辺りのピリピリから始まった60代男性の帯状疱疹もその発症前を尋ねてみると、その3日前ずっと忙しく疲れていたところに移動中に雨に濡れて寒い思いをしたというのです。

 

 

言われてみると発症元と思われる胸椎2番の高さにはここから風邪が入ると言われている風門というツボがあり、よく風邪のひきかけや発症時に使うのですが結果的に今回は風邪以上のダメージとなってしまいました。

 

 

東洋医学的に言うと、加齢そして心身の疲労に加えて冷えにより免疫、抵抗力で身体を守っている「衛気」の低下によりもともと神経節でおとなしくしていた帯状疱疹ウイルスの活性化を抑えられなかったということになります。

 

 

対策としては加齢を避けることはできませんからお役所的な回答では各自治体の帯状疱疹ワクチン接種助成制度の確認をお勧めします。

 

 

予防接種などに抵抗感がある方は「衛気」を含め、元気の気を低下させないこと、つまりまた総論的になってしまいますが、よく動き、適度に広く食べ、よく眠り、心穏やかに充実した一日一日を過ごすという「またそれですか・・・(苦笑)」になってしまうのです。

 

 

参照:「鍼治療とペインクリニックに必要な新デルマトームの基礎と応用」日本東洋医学系物理療法学会誌 第49巻2号(p21~29) 伊藤樹史

 

基本情報

事業所名
こんや鍼灸治療室
ふりがな
こんや はりきゅう いん
代表者名
鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
ふりがな
こんや りょうへい
営業時間
平日、土、日祝日   9:00~18:00         


予約は1時間前までにお願いいたします
定休日
 木曜日 

 

 






 
電話番号
03-3636-0050
Webサイト
問い合わせ
所在地
〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19
アクセス
 平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分 

 小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば

 ☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)

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