普通の生活
最終更新日:2026年08月08日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
タレントで美術評論家の山田五郎さんが亡くなられました。2年前にがんと診断され、その後原発不明がんを公表して治療しながらもYouTubeで美術、絵画を中心に趣深い話を聞かせてもらっていました。
出会いはテレビの「タモリ俱楽部」のお尻評論家だったと思います。調べてみると1995年の1年間だけだったらしいのですが衝撃的でした。
2020年からいわゆる「コロナ禍」で世界を混乱に陥れましたが、この災いのせいで多くの人が発信者となりYouTubeで独自の発信源を持ったことにより、受信者側のわれわれも自分の好きな時間に自分の欲している情報にCM無し(YouTubeプレミアム)で直接アクセスできるようになりました。
個人的にはデジタル放送開始の2011年でテレビが映らなくなったので廃棄しましたが、その時点で既にYouTubeのコンテンツが揃っていたのでテレビを見ることがなくなっていたのです。
五郎さんも言っていましたがコロナ禍のために外出規制の影響で美術館や絵画展などに行けなくなったり企画が中止になったりしたため、美術番組の制作会社に勧められてしかたなく美術の好きな人のためにYouTubeを始めたそうです。
しかしこれが美術に縁のない私などを含め、こんな授業だったら楽しかっただろうなと思える企画で有名な西洋美術の名画の背景や画家のエピソードを語ってくれたのです。
そんな五郎さんが病が判明してから包み隠さず病状や経過をそのまま語ってくれて、それが悲壮感を感じさせることもなく抗がん剤が効いているとかマーカーの数値が上がって薬を替えたなど淡々と説明してくれることが印象深かったのです。
そこから約1年、最後の収録となった配信でも胸水も腹水も貯まり呼吸困難になって酸素吸入をしつつ「人間立って歩いてメシ食えてるうちは死なないと思ってたけど」それが全てダメになり「もう死ぬよ」と諦めとも覚悟ともとれる発言をしていました。
でもそこには与えられた生を全うしたという潔さすら感じました。
か細くなった声でもうすぐ出版される5巻セットの美術解説本の告知をしていました。動画の配信時には亡くなられていたのですが。
ここ数年山崎元さん(食道がん)も森永卓郎さん(原発不明がん)も同年代で亡くなられましたが三人とも最後の力を振り絞って執筆したことも共通しています。
少し前の配信でアシスタントの何かしたいことありますかという質問に「このままがいいよ」と言っていたのがとても印象的でした。
何処に行きたいとか何をしたいとかではなく普通の生活ということでしょう。
永遠に存在するかのようにごく当たり前に存在していた普通の日常が失われて初めてそれが日常が当たり前ではなくとんでもなく貴重でかけがえのない時間だったことに気付かされるのです。
私の心の師匠、整体師の野口晴哉も60代半ばで亡くなる前に「我は死ぬなり」と言ったそうですが改めて誰にも必ず一度だけ訪れる死というものを改めて考えさせられました。
次回も五郎さんの最後の回の主題「メメントモリ」について書きたいと思います。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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