「もう、タバコやめてね」
最終更新日:2026年09月04日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
前々回「今日の花を摘め」とその前「普通の生活」で山田五郎さんが亡くなったことについて書きましたが、あえて書かないことがありました。
それは五郎さんはかなりの喫煙者だったということです。死、そのものに対しての気持ちがあり、それ以上でもそれ以下でもない死という現実に対して直後にはふさわしくないと考えたからです。
YouTubeの最後の収録でも「歩けて飯が食えてタバコが吸えるうちは死なないと思ってたけれど・・・」と言ってぎりぎりまで喫煙していたようでした。
1年前にやはり原発不明がんで五郎さんと同年代(60代後半)で亡くなった森永卓郎さんも喫煙者でした。がん闘病中も「心の栄養剤」と言ってタバコを吸い続け徹夜をして執筆していました。
原発不明がんとは十分な検査をしてもどこから始まったのかという原発巣が判らず転移して増殖してしまう悪性腫瘍のことです。一般的には予後不良とされていて生存期間の中央値は11か月ということです。
割合としてはがん患者10万人あたり5~19人(0.005~0.019%)と希少がんであり難治がんなのです。
五郎さんが病名を公表した時も、希少なためにすぐ森永卓郎さんを思い出しタバコと結びつけたのですがもちろんタバコが全てという訳ではありません。
以前にも書きましたが(「原発不明がんの怖さ」2026.2.18up)抗がん剤開発の研究データのまとめと分析をする仕事をしている、人一倍健康に気を付けて人間ドックも定期的に受けスポーツクラブに通い鍼治療も定期的に通っている66歳の男性も発症から3か月もかかってやっと「原発不明がんの可能性」と告げられ160日で亡くなってしまいました。
著者である奥さん(書評家)も何が悪かったのか、どうすれば良かったのかを詳細に検証しますがやはりがん細胞の出所が判らなければ対症療法中心になり治療が限られてしまうという結論でした。
残念ですがこれはもう運が悪かった、しょうがなかったと言うしかないのかもしれません。そもそも腸閉塞発症時もスポーツクラブで運動した後、というくらい普通に生活をしていたのですから。
タイトル回収です。五郎さんはイラストレーターのみうらじゅんと講談社時代の後輩、いとうせいこうという同世代の親友がいました。
先日配信されたいとうせいこうのYouTubeでみうらじゃんと二人で五郎さんのことを語っていたのです。
亡くなった次の日、元々予定していた仏像展で会った二人は喫茶店で五郎さんの最期の話をしたのですがその別れ際にいとうせいこうが言った言葉が上のタイトルです。
いとうせいこうは「オレ、残されるわけにいかないから」と説明していました。「残される方も辛い」のです。
今さら60代後半の人間に医者を含めて誰もタバコをやめろとは言いません。言ってくれる人がいないのです。
その親友の言葉の優しさと残される辛さが今まさに解るだけに帰りの電車で「ボク、タバコやめるよ」とつぶやくのです。
「(周りに宣言して罰金を)賭けたり、そんなことよりこんなことで一発で禁煙できるんだよね」と言っています。みうらじゅんもやめる目的がなかったと言っています。
禁煙に関して言えば坂本龍一も亡くなったのは大腸(直腸)がんでしたが中咽頭がんにも罹患しています。鍼治療を続けているうちにタバコを吸いたくなくなったという逸話があります。
鍼灸治療と喫煙は相反する関係にあると考えています。以前、ヨガのインストラクターをしている患者さんはヨガをやっているうちにタバコをやめた人が何人かいると言っていました。
その機序として考え方が先なのか心や体が変化するからなのかわかりませんが体にとってはとてつもなく有益なことです。
わざわざがん発生、増悪のアクセルとなるようなタバコをお金を払ってせっせと吸っていたのですから。
参照:「見えない死神」東えりか著 集英社
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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