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新しい膝の手術

最終更新日:2026年09月22日

こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)

新しい膝の手術 ニュース画像1

誰かに治療のコンセプトを問われ端的に言うなら、患者さん毎の最適な身の処し方を提案し、寄り添いつつ励ます鍼灸治療だと答えると思います。

 

 

例えば膝の痛みで、通常は変形性膝関節症(膝OA)と言われるものがほとんどなのですが整形外科に行くと湿布、痛み止め、ヒアルロン酸注射、運動療法(リハビリ)のどれかです。

 

 

このリハビリが無味乾燥で続かない、そして保存療法=対症療法なのでやはり少しずつ進行してゆきます。そこでたまの診察に医師に愚痴をこぼすと時には「これは治らないものだからしょうがない」と逆ギレ気味に言われてしまいます。

 

 

治らないとは聞いてなかったと御近所さんにこぼしたらここを紹介され当院にたどり着くというのがよくあるパタンです。

 

 

何が問題だったのかと言えば、医師と患者さんのお互いの将来の見立ての意思疎通がしっかりとできていなかったということなのだと思います。

 

 

クリニック側としてもメニューは前述の湿布、痛み止め(NSADsか注射)、ヒアルロン酸、リハビリ。忙しいので個別の生活指導もほとんどありません。

 

 

これで患者さんの期待する結果を出すには限界があります。

 

 

そのためこの初期段階からずっと先、膝関節全置換術いわゆる人工関節までの長い隙間期間の一部分を鍼灸治療が埋める役割をしていると考えていただければと思います。

 

 

しかし、この数年でこの終点とも言える全置換術との間を埋める、より小規模な手術、関節を温存できる外科治療が保険適用となっています。

 

 

具体的には脛骨近位骨切り術、大腿骨遠位骨切り術と関節鏡下半月板制動術です。

 

 

これらは膝関節症が進行していない状態、つまり半月板が残っている状態で膝の角度を修正し半月板を修復する手術です。

 

 

以前の関節鏡下の内視鏡手術では損傷した半月板は切除していましたが、それでは当座の痛みは消失しますがその後に膝OAが進行しやすいことが判ってきました。

 

 

そこで損傷した半月板を縫合してできるだけ残す半月板修復術や半月板逸脱という半月板がずれた状態を元に戻して脛骨に縫い付け固定する半月板制動術というのが保険適用になったのです。

 

 

これは早期の膝OAが対象です。というのも膝OAの人は早期から半月板逸脱が多いことも判ってきたのです。しかし半月板逸脱を修復できてもO脚やX脚がある場合は関節にかかる荷重が偏るために長期では成績が悪かったのです。

 

 

そこで半月板制動術と合わせて骨切り術でO脚(高位脛骨骨切り術)やX脚(大腿骨遠位骨切り術)も治してしまえば予後がよくなるということが判ってきました。

 

 

術後10年後に全置換術になってしまった人は0.1%という実績ですからかなり進行が抑えられているということが言えるのではないでしょうか。骨切り術単独では今までも実績はあり年間1万程度ということです(全置換術は年間約10万件)。

 

 

もう一つ、今年1月に膝OAに対して保険適用になったのがヒト軟骨由来組織「ジャック」で、これは欠損した軟骨部分に自家培養した固定膜を縫合するという方法です。

 

 

この術式が対象になるのは膝OAのグレードでいうと中程度で、つまり縫合できるだけの軟骨が残っていることやO脚X脚など重度変形がないことが条件とされています。

 

 

術後は1~1.5ヶ月の松葉杖使用になりますが、スポーツや膝をよく使う仕事の復帰も可能ということです。

 

 

ですから若年層から50~70代の中高年が適応とされています。移植後97%の欠損部位で正常軟骨と同様の組織修復が確認されています。

 

 

将来的には靱帯再建術や半月板修復、骨切り術、ジャックを組み合わせることで人工関節置換術に至るまでの期間をさらに延長、あるいは最期まで自分の膝で歩けるようにという期待なのです。

 

 

これらの術式が広く浸透してゆけば2500万人と言われる膝OAのなかでも中期の患者さんの選択肢が増えQOLが改善されていくことと思います。

 

 

おこがましいかもしれませんがジャック開発者、広島大学長の越智先生の「人工関節置換術までの期間を延ばす」という基本的な考え方、目的は結局私の仕事でも同じなのです。

 

 

そこに寄り添い励ましながら自分ができる術でどう患者さんに貢献できるかということなのです。

 

 

参照:日経メディカル

   『人工関節に至る前に「骨切り術」「半月板制動術」が選択肢に』2024/09/17

              『関節温存治療の新たな選択肢、自家培養軟骨「ジャック」』2026/09/15 

 

 

基本情報

事業所名
こんや鍼灸治療室
ふりがな
こんや はりきゅう いん
代表者名
鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
ふりがな
こんや りょうへい
営業時間
平日、土、日祝日   9:00~18:00         


予約は1時間前までにお願いいたします
定休日
 木曜日 

 

 






 
電話番号
03-3636-0050
Webサイト
問い合わせ
所在地
〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19
アクセス
 平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分 

 小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば

 ☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)

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