新しい膝の手術-2
最終更新日:2026年10月01日
こんや鍼灸治療室
(平井1丁目)
前回、ここ数年で保険適用となった変形性膝関節症(膝OA)に関して関節を保存するためつまり人工関節にならないようにするための新しい手術について書きました。
しかしここで難しい問題があります。どこの部位の手術に関してもそうなのですが、急性期など症状が強く出現している場合や悪性のものなどは多くが手術一択なので悩むこともありません。
ですが、膝OAのようにやや痛いけれども普通の生活というかある程度の生活の質は維持できているという状態が続いている場合の決断が難しいのです。
スポーツをしたいからとかまだまだ仕事で膝に負担がかかるからという場合なら悩むことも少ないかもしれませんが、そうでもなくそこそこ折り合いがついているがこの先どうなるかという人にとってはとても悩ましい問題になります。
保険適用から時間が経過しこの先こういった新しい手術が普及していけば年間160万件行われて個人差もあまりなく術中術後の経過も早い白内障の手術のようにポピュラーになればまた違うのでしょうが。
整形外科領域の膝のようにしかも膝OAの中期の段階ではっきりここから手術ですと線引きができない場合は現在の生活や活動状況、痛みの感じ方受け取り方などによって選択が変わってくるためその後の生活の質にかなりの違いが出てくると思います。
これまでは膝OAの患者さんにはずっと「時々の鍼灸治療とサポーター使用プラス極力痛みを出さない生活など自己管理でかなりの年齢まで行けますから行けるところまで行ってダメだったらその時に全置換術(人工関節)を考えましょう」という感じで治療と指導してきました。
実際、整形外科の診断も受けつつ鍼もという人も含めて痛みの早めの段階で鍼灸治療を選択する人は、体に対する自己管理の意識の高い人なので一般的に医療機関頼りで長期の痛み止めの服用や関節穿刺(水を抜くこと)をくり返す人とは予後も違ってくることが多いのです。
しかしやはりそれでも膝OAは時間の経過とともに進行していきますので結局、全置換術を選択せざるを得なかった患者さんも何人かいました。
最高齢は89歳で両膝を手術した方で本人は昨年97歳で逝去されましたが杖やシルバーカーで活動的な方でした。
術中術後に耐えうる体力と本人の気持ちさえあれば90歳でも手術ができる時代になりましたが更にそうならないための骨切り術、半月板修復術や制動術、そして軟骨部分に働きかけるヒト自己骨由来組織「ジャック」が保険適用になりました。
さらに半月板温存を可能にするヒト(自己)滑膜由来間葉系幹細胞「セイビスカス注射」も薬事承認を取得して後に続いています。
このように50代後半辺りからの湿布、痛み止めと80代辺りの人工関節の間の保存療法のみの数十年のスキマの時間が新しい治療によってそのまま人工関節手術が不要になったり痛みの少ない30~40年になるのかもしれません。
自分の膝で一生を過ごすために10~20年程度の前倒しにはなりますが上記の手術を早めに決断することが必要になってきます。
現在は新しい術式のため施術者も一部の病院に限られますが、股関節や膝関節の全置換術が症例が増えてゆくとともに医療機械とともに術式も進化しながら普及したように整形外科の医療者側からの提案の普及にも期待したいと思います。
膝の痛みは高齢化に伴いテレビや新聞ネット広告でわかるとおり多くの国民の悩みの種となっていますが皆どう対処すればいいのかわからないうえにとりあえず手頃な価格で努力も要らないので軟骨成分やビタミン剤やらのサプリに流れていきますが、自らよく考えて選択しコントロールしようとすることが大切です。
軽い痛み、違和感のうちから自己管理という意識を持てばその先が違ってくるのです。
基本情報
- 事業所名
- こんや鍼灸治療室
- ふりがな
- こんや はりきゅう いん
- 代表者名
- 鍼灸師 近谷 “ハリオ” 良平
- ふりがな
- こんや りょうへい
- 営業時間
-
平日、土、日祝日 9:00~18:00
予約は1時間前までにお願いいたします - 定休日
-
木曜日
- 電話番号
- 03-3636-0050
- Webサイト
- https://s-thoughts.com/
- 問い合わせ
- 所在地
- 〒132-0035
江戸川区平井1丁目4−19 - アクセス
-
平井駅から京葉道路方向へ徒歩11分
小松川三丁目バス停からは徒歩3分(京葉道路から平井駅方向にバス通り右側を約150m) 歩行者専用横断歩道(信号)そば
☆日曜午後は船堀駅から徒歩5分(予約時にお問い合わせください)








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