防災運用塾（４）　AEDについて

第4回　AEDについて

今年も残り少なくなりました。
お正月まであと一息、風邪などひかないでがんばりましょう。

最近駅や、公共施設で目にされるかと思いますが、AEDという機械が設置されています。
多くに皆さんは既にご存じかとは思いますが、改めてご紹介します。

AED（Automated External Defibrillator）自動体外式除細動器というもので、
小型の器械で、体外（裸の胸の上）に貼った電極のついたパッドから自動的に心臓の状態を
判断します。もし心室細動という不整脈（心臓が細かくブルブルふるえていて、血液を全身に
送ることができない状態）を起こしていれば、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与える
こと（電気ショック）で、心臓の状態を正常に戻す機能を持っています。
（（財）日本心臓財団　HPより引用　詳細はご確認下さい。）

使い方は難しくありません。
万が一使用する場面に遭遇した場合は、最初に機械等に説明の図解があります。
これを見て起動すると、AEDが使い方を話します。これに従って操作するだけです。
ちょっとした勇気が、命を救います。

では、AEDはどこにあるのでしょうか？
江戸川区では、ホームページに、AED設置場所を明示しています。多くの区の施設（図書館、
小中学校、コミュニティ会館等）、駅や最近ではスーパー、ショッピングセンター等に
設置されています。一度生活圏のどこにあるのか確認しておくことをお勧めします。

また、健康な人でも、胸にボール等が強く当たったりした時に、不整脈が発生する場合がある
そうです。地域団体が主催のイベント等には、一定の条件の下にAEDを区から貸し出しして
もらうこともできます。詳細は江戸川区区民課・各事務所の地域サービス係が窓口ですので
そちらにお問い合わせ下さい。

東京都では消防署等で救命講習が開催されています。
救命講習では心肺蘇生法（心臓マッサージ）や、AEDの使用法を訓練するコース等が
設定されています。これらの講習を受けることによって、災害発生時や家族を含めた周りの
人たちの万が一の場合に有効です。公益財団法人東京防災救急協会ホームページでご確認
下さい。

最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。